ドローンから爆弾

[現代ドラマ・社会派]

46

3,630

5件のファンレター

ナゴルノ・カラバフ戦争は、アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州を巡る30年近くにも及ぶ領土紛争である。2020年9月27日に大規模な軍事衝突が再燃。(ここまではノンフィクション)
そこで命を落とした若者2人が日本に転生した。

(ナゴルノ・カラバフ戦争は2020年11月10日、4度目の停戦で合意した)

ファンレター

見上げれば……

拝読しました。毎日の生活のなかでふと考える、あの家の壁の向こうで、隣り町で、あの島で、何か起こっているかもしれない。そこと、自分とを遮断しているものは何なのだろうか?ただ、自分は幸運で、彼らは運がなかったから、こうも生き方が変わってしまったのか?国家は人はどうして暴力的に盲目的になるのか?安穏な生活から、戦いの世界へ迷い込んでサバイブする、というストーリーはまま目にしますが、逆に紛争の社会から突如こちらへやってきた(転生した)人々は何を感じて考えるのか、その違和感の正体は何なのか、何を目指して行動するのか、という視点を、優しくちょっと可笑しく物悲しく書かれた文章が素敵でした。

返信(1)

田辺さま、ありがとうございます! 田辺さまが綴られた文章は、頭の片隅にあることだったので、驚くと同時にとても感激しました。
私はたまたま幸運な場所に生まれて“自分”になったけど、私は“彼ら”だったかもしれない。そして、今、自覚している・していないに関わらず、どこかで窮地に立たされている人々、子ども達がいる。上手く言えないけどそれは常に頭にあって。どうしてもドライになりがちな私の文章ですが、「優しくちょっと可笑しく物悲しく」と感じていただけて本当に嬉しかったです。

それから『長靴をはいた私と眠らずの森』の連載楽しいです! 20XX年、東京某所でのお仕事情景がリアルだからこそ、「詩」のイメージの跳躍が鮮やかで、第四回も初っ端で心を持っていかれました!(*^-^*)