ファンレター
こういう恐怖が一番怖いかも
今更ながら、こちらの作品を拝読しました。
まず、構成が斬新で面白いですね!
一見シナリオのようでありながら、装飾を削ぎ落とした文章で物語の核となる事象だけを淡々と綴られている為、文字数以上の情報を得られる気がしました。
また、物語自体が、このどうしようもない男の目線で書かれているのも、凄いと思いました。
男目線だからこそ、読み手となる私たちも無意識に裁かれる側に移入されます。
誰しもが、必ずどこかで事の大小こそあれ、何らかの間違いは犯しているでしょうから、そこをさり気なく咎められている気になっている時に……
「何度も警告をしたであろう!」
この一言に、ドキッとしてしまいました。
いわゆる、「虫の知らせ」とか「縁起でもない」とか、嫌な予感がして計画を中断する時って、そう仕向けられていたのかな、なんて考えてしまいました。
そして、三十三年の待機。
簡単に償えないのは当たり前。
でも、償うまでにも長期間の待機。
どんな拷問よりも、救いのない未来をただ待つだけの時間って、直接的な恐怖よりずっと怖いですね。
返信(1)
櫟さん、読んでいただいただけでも感激なのに、滅茶苦茶嬉しくなるお手紙をありがとうございます!
理知的で細やかな分析に加え、「構成が斬新」「文字数以上の情報」などの身に余るお言葉に、感慨無量です。
閻魔様の裁定も、単なる不倫ならここまでの厳しさは無かったと思います。でも今回、閻魔様側の計画が絡んでいて、その閻魔様の仕事の邪魔してしまった形になったため逆鱗に触れてしまったという……。
「虫の知らせ」……そういう勘って謙虚(無神経じゃないというか)だからこそ働く、っていう面もあるのかなぁ、などと思います。
罪を犯して、その償いがすぐにできないということ、ペンディングされてしまうということは、ある意味自分にとって恐怖と思い書いたので、「直接的な恐怖よりずっと怖い」にホッとしました。
お忙しい中、丁寧に読んでいただき、胸がすくようなお手紙をありがとうございました!(^^)/
理知的で細やかな分析に加え、「構成が斬新」「文字数以上の情報」などの身に余るお言葉に、感慨無量です。
閻魔様の裁定も、単なる不倫ならここまでの厳しさは無かったと思います。でも今回、閻魔様側の計画が絡んでいて、その閻魔様の仕事の邪魔してしまった形になったため逆鱗に触れてしまったという……。
「虫の知らせ」……そういう勘って謙虚(無神経じゃないというか)だからこそ働く、っていう面もあるのかなぁ、などと思います。
罪を犯して、その償いがすぐにできないということ、ペンディングされてしまうということは、ある意味自分にとって恐怖と思い書いたので、「直接的な恐怖よりずっと怖い」にホッとしました。
お忙しい中、丁寧に読んでいただき、胸がすくようなお手紙をありがとうございました!(^^)/