ロクに読んでねえ

[自己啓発]

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31件のファンレター

読書記録的に。
或いは、文学を語りたいときに。
そして、次の作品へのヒントを得るために。

*時間的な普遍性などを考慮し、11話の最終行に追記しています。ご了承ください。(2022.3.21)
*11話は、状況の変化に鑑み、追加編集しました。(2022.4.22)
*まきえ肴さん企画の「私の本棚」に、参加しました。独自の工夫がありませんが、よろしくお願いいたします。(2022.12.18)

ファンレター

最新話まで拝読しました

『キャプテン』というマンガは初めて知りましたが、村山さんのナビゲートのおかげで、顧問やコーチなしで生徒たちが自主的に練習して、試合に勝つところが興味深く思いました。
大人のサポートなしで、生徒だけで運営する部活ってありえるのだろうか、最初は疑問に思いましたが、大学のサークルってお金の管理も含めて学生のみで運営するものでしたね。
墨谷二中の生徒たちは、中学生なのに大学生と同等の自主性、自立心があるということで、すごいなと思いました^^ ライバルである青葉学院との対照的な描かれ方も、作者のメッセージを感じますね!

「部活の顧問って、本当に必要? そして要るとしても、それって教員の仕事?」というのは、難しい問題だなと本当に思います。最近も、教員の超過勤務による健康被害に対する賠償命令、というニュースを読みました。
わたしの音楽仲間は、学校勤務の音楽の先生も多いので、よく話を聞きます。あるかたは、自分の勤務校に合唱部や音楽部がないので、別の学校の部活の合唱指導や伴奏を複数かけもちで引き受けていましたよ。コンクールの時期は特に忙しそうでしたが、やはり教えるのが好きなのでしょうね。
べつのかたは、音楽の先生なのになぜか相撲部の顧問にさせられた時期があって、これは大変そうでした。
先生方もふつうの人間なので、自分のやりたい指導(専門知識や技能をいかせること)は時間外でも休日でも楽しんでできるけど、やりたくない指導(専門外でかつ怪我のリスクがあるなど責任が重い)は苦痛に感じる、ということなのかなと。
部活指導と教員の長時間労働の問題は、置かれた環境と個人差が大きすぎる気がしますね。

「外部委託って、誰に任せようというのかな?」というのも、新しい問題ですよね。わたしの知り合いは私立高校のサッカー部のコーチを頼まれてやっていましたが、あまりに薄給すぎて、それで生活するのは無理。でも、日中の仕事をしていると、毎日の放課後のコーチというのは現実的に難しいので、夜の飲食店でダブルワークをしていました。やりがい搾取だな、と思ってしまいましたよ。
専門家の指導を受けるのは、本来はすごくお金がかかるものです。個人でスポーツや音楽の教室に通うとすると、部費とは比べ物にならないくらい月謝がかかります。
学校の部活は、家庭の経済状況にかかわらず、文化活動やスポーツに打ち込むことができて、機会の均等という意味では良いものだと思います。
機会の均等を維持しつつ、先生方の無給の労働奉仕や、外部講師のボランティアまかせではないあり方に変えていけたら、子どもにとっても大人にとっても良いだろうにな、と思いました。

興味深い話題を提供してくださり、どうもありがとうございます! 引き続き楽しみにしていますね^^

返信(1)

mikaさん、8話分も読んでいただき、有り難うございます。

「キャプテン」を知らない方にも通じる内容になっていそうで、安心しております。
そして、mikaさんのお知り合いのお話を教えていただき感謝です。
運動部、しかも野球の話題は注目を集めやすいのですが、音楽の世界も同じですよね。
吹奏楽部などは、結構拘束時間も長そうですし、コンクールもよくありますよね。
でも、おっしゃる通り、個人レッスンは現状、更に上を目指す人向けであることが多く
当然お金もかかるし、時間的にも厳しくなるでしょうね。
そしてこういう流れの中で、もし「部活消滅」が起きたとき、これもまた日本の文化、もちろん良いも悪いもですけど、
それが変質していくということだなのでしょうね。

これを書いた僕ですが、この先少年少女が出てくる作品では、部活に更なる注目をしたいと思います。
まあ、中高生の頃そこまで熱心ではなかったんですけどねぇ。

引き続き、よろしくお願いいたします!