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宝箱を大切に。原石は磨いて宝石になり、自分の宝物になる。

ますは、佳作おめでとうございます!! 初読のとき、南こうせつとかぐや姫の『神田川』の世界にちょっと憧れているかのような芳樹と主人公のくすぐったさが良い味を出してるなぁ、という感想だったのですが、読み直してみると、なるほど、ノスタルジーと現在視点から思い出すという手法をとると、タイトルに『心の街』ってつけたのがよくわかる、という。住んでるときって心のある街だって、そうそう気付かず(ときにその恩恵を受けていても)、ずっとあとになって思い出してからひとの心にグッと来るときの、言い様もないあのノスタルジー、共感が出来てしまうのです。宝物は、最初から宝物なんじゃなくて、宝石も原石を磨いて宝石になるように、思い出になる年齢になるその長い時間原石を知らず知らず磨いていて、宝石になった、と見るのが妥当なのだ、と。そう思ったのでした。

返信(1)

るるせ様

「小説を書く」ということがどういうことなのかなにもわからないまま書き出して「難しいけど楽しい!」私はここにいます。おもちゃの剣を手に持って遊んでいます。
るるせさんが書いてくださったメッセージを読ませていただいて「ああ…そういうことだったのか…」とわかりました。ちゃんと自分でわかって書いていたら、きっとそれは「小説」なのだろうなあと思います。
るるせさんはもっともっといろんなことを分かった上で小説という難儀なものと闘っておられる。
私のようなおもちゃの剣ではなくて、本物の剣で。
どれだけ苦しいことなのだろうと思います。
以前「文豪」を「剣豪」に例えてお話しされていましたが、るるせさんほど「剣豪」という言葉がお似合いになる方はおられないと私は思うのです。
桐乃さんへのメッセージに書かれていた書評のリンク拝見しました。すごいです。真剣勝負の世界はすごいですね…。るるせさんがどれだけその世界で認められているかわかりました。
茨の道かもしれないですが、そこを突き進むるるせさんは本当にかっこいいです!!!!!!!!!!
いつもいつも勝手に応援しています。