密室灯籠

[学園・青春]

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24件のファンレター

「誰かの記憶には残っていたいからさ、書き残しておくよっ!!」
 これが僕の〈私小説〉。
 私小説とは、ほぼそのままのことを書く小説のこと。昔、僕が駆け抜けた日々を綴ったよ。  
 ハイデフなフリーキーフロウで、響けバイブス!!

表紙はくめゆる先生(@kumeyuru)に描いていただきました!!

ファンレター

刺さる。でも終わってない!

るるせさん、最終話まで拝読しました。お疲れさまでした。

思えば僕はこのNOVELDAYSにおいて、るるせさんの「ケモノガハラ」に触れ、衝撃を受けたのでした。
その作者さんが、カワイイキャラを使って見た目は全く異なる作品を書かれていることも。
しかし、それも覗いてみればやはり、通底してるものがあり、この人何者(失礼)!?と引き込まれていったのでした。

この「密室灯籠」は、そんな作家の振り返り作業で、僕の興味をひかないはずはない。
特に僕は音楽の分野にからっきし無縁でして、そこは残念ながら、そうなんだあ、くらいの感想なのですが、
文学、そして社会学のお話しは、なかなかどうして、同じような感性・発想も含まれているようで尚面白かったです。

そして渾身の作であるからこそ、僕にも刺さっていると思います。

でも、そう。
るるせさんは「書き続ける」方だと信じます。
作者への興味から読むジャンルも広がるもので、おかげさまでロリカワ系の表紙もクリックできるようになりました(笑)。

有り難うございました。
そしてもう一度、お疲れさまでした!

返信(1)

お読みくださり、ありがとうございます。今は放心状態……ではなく、結局どうも僕は「書いてしまう」人間らしく、次回作の原稿、現在8000文字ほど書いた地点にいます。読みやすさを考えてつくっていたら、これがどうもバランスが上手くいかず、悩んでいるところです。この作品『密室灯籠』で振り返り作業をしたのですが、要するに「自分探し」して「小説を書く」までの道のりなんですよね、これ。その後、僕はずーっと小説を書いては新人賞に送るということをしていて、NOVEL DAYSでほぼ初めてウェブにその身を置いて執筆をし始めました。今は、出版の半分くらいがウェブ発か、ウェブになんらかの関係があるものが出版の主流らしいです。僕はご指摘の通り、漫画みたいなキャラクターをつかった小説も書きますが、僕はまだまだ「わかってない」人間ですし、じゃあ、文学を書けるか、というと、どこかデフォルメしてしまう自分がいます。〈日本の漫画的な想像力〉も大事にして書いてはいますが、本作品を読むとわかる通り、僕の「出自」は、そっちじゃないのですよね。だからこそのカオスを描ければ、と思い、執筆しています。村山さんの読むジャンルが広がったと知って、とても嬉しいです。ロリカワ系も、捨てたもんじゃないでしょ(笑)。フィリップ・K・ディックもウィリアム・バロウズもチャールズ・ブコウスキーも、〈パルプ・マガジン〉と呼ばれる粗悪な紙の安っぽい本、今で言う玉石混交のウェブ小説、みたいなところから出てきた作家です。権威ある作家の権威ある小説が全てじゃなくて、ロリカワもあれば硬派な作品もある、けど、権威はなさそう、そういうウェブの海で書いていることについて、もし『密室灯籠』に続きがあるのならば、言及していたと思います。村山さんも、「書き続ける」方だと思っています。お互い、これからも執筆も頑張りましょう!! ひとまず、お疲れさまでした!!