あしぶね

作者 石の花

[現代ドラマ・社会派]

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1件のファンレター

望まぬ妊娠がテーマです。タイトルは、『国生み』というお話からきています。
『(国を生む時)男神と女神が柱を廻る向きが違い、女神が男神より先に声をかけて(口説いて)しまっため、ぶよぶよしたヒルのような子が産まれます。二人の神はあしぶねにその子を乗せ、遠くへ流してしまいました』
あしぶねは木の葉のような頼りないものではなく、大きく、しっかりした舟です。ちょっとやそっとでは沈みそうにありません。
その舟に乗せて子を捨てる。
望まない子(育てられない子)でも、それでも無事に育ってほしい、生きてほしいという願いからだと、私は感じました。そして、神様でも子供を捨てる、性役割への期待がある。
大昔から子捨ては特別なことではなく環境や状況次第で起きると感じ、それを念頭にこの物語を書きました。

ファンレター

性と生

ファンレター失礼いたします。
読ませていただきました。
ずっしりと重く、目を逸らすことなく書かれている物語。唯の心情がありありと生々しく、唯を取り巻く環境もどこにでもある、身に覚えのある、暮らしや悩みで……。
私もいつからかずっと感じていました。
なぜ、誰も大切なことを言わないのか。伝えないのか。教えないのか。
妊娠も出産も、命も誕生も、生きることも育てることもどれも一大事です。
性への興味も衝動も生物としての本能かもしれない。否定しません。年齢的に可能になるのはまだまだ幼い年頃からなのだと思います。だからこそちゃんと伝えて…と思います。
そんなリアルなことを、なんとなくぼやかしてごまかして目を逸らして。
はっきり伝えたらいいのにと思います。
夢物語ではない。突きつけられるのはどこまでも怖いぐらいの現実なのだと。そして往々にして現実は女性に降り掛かります。結婚してからの出産もそうです。
うまく表現できず申し訳ありません。
深く突き刺さる物語をありがとうございました。

返信(6)

しおむすびさん、お手紙ありがとうございます。初めてのファンレターです。当たり前か。(^-^;
拙作を真剣に、深く読んでいただき、私の作品をそんなに読んでくれる人がいるんだなと、驚きと感謝と喜びと、なんというか、言葉になりません。
この作品は、私が子どもの頃から大人になるまで、その時々に感じ、考えていたことを、そのまま映しました。
大人になり、親となり、思春期の息子がいますが、この作品を書いた私が、充分な性教育をできていません。。子どもの頃は絵本で、小学生の時は本で、そして中学生の時に、何度か話をしたぐらいです。
男性の性が良くわからないこともありますが、やはり、なんでしょうね。言いにくい、です。
旦那は全く性教育には無関心です。。
でも、きっと大人がきちんと伝えないから、辛いことが終わらない、減らないのだと、感じています。
子どもの時、私はちゃんと伝えて欲しかった、と思っていましたから。
長々と失礼しました。
改めて、ありがとうございます。
石の花様

返信をありがとうございます。
私も思春期の息子がおります。
誠実に伝えていきたいなと思います。
わが家は(というか、私は?)子どもが小学校低学年ぐらいから、割とあけすけに、明るく真面目にを心がけつつそのまま伝えてきました。
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
「赤ちゃんが産まれてくる入り口に、チン○○を刺すねん」
「え〜!!」
みたいな……。
「じゃあお父さんとお母さんも刺したん?」
「そうやで」
みたいな……。
そして、数年前、流行りのドラマの中で、パッケージに入ったコンドームをヒロインがラムネと間違えるというシーンがあって、息子たちが「どういうこと??」と聞いたので、ナイスタイミング! と思って「あれはコンドームっていってチン○○にかぶせるカバーやねん。赤ちゃんができないようにしたり、病気が移らないためにしたりするねん」「???」
たぶん意味はわかってませんでしたが、折に触れタブー視せずに真面目に明るく伝えていきたいと思います。
でも、いよいよ本当に興味や知識も出てくると、どうしても脅しのように説教臭くなってしまいそうで……
素敵なことでもあるので、そうならないように……
難しいですね。。
この物語を多くの方に読んでほしいと思いました。特に中高生でしょうか…。
10万字を超える作品、読ませていただけてうれしかったです。
ありがとうございます。
照れなく、明るく、大事ですよね。
私は、中学生になる息子に「漫画は読者にうけるように描いてあるから、女の子が無理やりして喜ぶのは嘘だよ。(将来)彼女が嫌がったらやめるように」と言ったことはあります。
息子が驚いたことに、私が驚きました。言わなきゃ、間違ったことをしんじていたのかと。
でも、漫画は読まない 子なのにどこから、とは不思議でした。(^-^;
しつこく申し訳ありません。

漫画やアニメや動画など、性を扱う表現は刺激的になっていて…現実とは違うということを伝えないとですね。大切なことをありがとうございます。

「いやよいやよもすきのうち」のようなことを鵜呑みにしてしまうのは、やっぱり性をタブー視するところからきているのもあるのでは…と思ってしまいます。
女性が「そういうことに興味がある」とか「したい」なんて言ってはいけない、というような。だから多少強引にでも男性から働きかけないといけないというような…。それはそれで男性側もプレッシャーだろうなと…。
お互いがフラットに話し合えたらいいんですね。
「したい」「いや」とか「したい」「わたしも」みたいに。
以前にテレビでSHELLYさんが夫婦の性についてか、性教育についてか、どういったテーマかは忘れたのですが話をされていて、そのなかで
『やめてという言葉を2回言わせない』
『イヤなことは、NOと言っていい』
というお話をされていました。わかりやすくて大切なメッセージだなと書き留めて部屋に貼っています。
性と心はつながっているし、その人の尊厳にもつながるから、大切にしてほしい、男女関係なく人として…。そう思います。

何度も失礼しました。
なかなかこういう話題をテーマにできる機会がなかったので、熱くなってしまいました。
息子たちとも話をしていきたいと思います。
ありがとうございました。
こちらこそ、話題にしにくいテーマについていろいろ語り合え、ありがとうございます。
他の作品もあげていきますので、良かったら、お願いします。
好みもあるので、気が向いたら。(^-^;
ぜひ読ませていただきます。
力強い作品をありがとうございました。