(06_Ayumiyui 先生)

文字数 2,473文字

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○あゆみゆい 先生
○講談社なかよし


{◎ほほえみ寮、デリシャス、ティナ、ナージャ…と、今見ると原案付きが多くて先生自身が単独で描かれた話を読んだことがありませんでした。繊細でふんわりしたタッチと雰囲気の絵柄は今見ても新鮮です☆はらはらしても、ラストはみんなハッピーエンドなのも良いです。読み切りの中で印象的なのは「ヒトメボレ前線」…ファンタジーな話でコマドリの魔法と安住君の秘密が明かされる場面オドロキです。「えんじぇる・まじっく」…美里が本田君とアンジー君、どちらとくっつくの…!?ラストまで目が離せません☆}

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◆め〜め〜る
浅生琴子(あそうことこ)は、せっかく気になる男の子「大林君」とのメールのやり取りをする機会を得たのに、何度送ってもメールが送れない…そんな時、パソコンの画面越しにコトノハノクニの郵便屋さん「め〜」と出会う。め〜は琴子の気持ちが迷ってるから「伝えたい気持ち」がコトノハノクニで迷ってると教えてくれる。けれど琴子は、自分の恋心を大林君にバレてしまうことを恐れ“大林君にメールを送るなんて、めんどくさい…!”と心にも無いことを口走ってしまい…!

◇デビピッピ❲原作-梶研吾〕
「落ちこぼれ悪魔ココ」は「優等生天使ノノ」に邪魔されながら芦田庚太郎(あしだこうたろう)君がフコーになるよう魔術をかけるが、どれも裏目に出て失敗ばかり逆に感謝されてしまう。ある時ココは芦田君が、ある女の子を気になってる事に気づく。ココは彼氏がいる女の子に対し魔術で芦田君に強引に告白をさせ、彼を失恋させようとしますが…

◇手のなかの宇宙
近未来の話。玲音(れね)は、地球を育てられる箱庭をプレゼントされる。自分に良い事、うれしい事があるたびに箱庭の地球や生物たちが明るく美しく成長していく。ところがある日、片思いしてる上坂センパイに彼女がいるらしいと知った玲音。嫉妬心が箱庭に影響してしまい…

◇ヒトメボレ前線
新学期のクラス替えで男子がイマイチ…と、ぼやく「神原ちやみ」は、学校帰りに助けた「春一番コマドリ」の魔法で「一目惚れしたい!」とお願いする。ところが次の日、学校中の全ての老若男女に一目惚れされてしまい、追いかけられるパニックに巻き込まれる。唯一、コマドリの魔法にかからなかった去年同じクラスだった安住(あずみ)君。ちやみを助けてくれますが実は彼には秘密があって…



◆えんじぇる・まじっく
調理部の安藤美里(あんどうみさと)は、以前、掃除当番で困った時に助けてくれたバスケ部の本田君に、こっそり差し入れをしていた。しかし、差し入れしてるのが自分であると言い出せずにいた。「告白する勇気がほしい…!」そう願った途端、空から天使の男の子「アンジー」が降って来る☆美里の恋が叶うと天に帰れるアンジーは美里の恋を応援する。しかしある時、美里とアンジーが恋人同士だと本田君に誤解されてしまい…!

◇一瞬のなかのあいつ
バスケ部のマネージャー小沢幸(おざわみゆき)は以前、朝練でシュート練習をしていた大友センパイを見かけて以来、想いを寄せる。しかし大友センパイと同じくマネージャーの岡野センパイは付き合っていないが、誰が見ても両思い…そんな2人を見て落ち込む幸に同級生の青山君は、からかってばかり。ところがある時、大友センパイからシュート練習をしていたのは青山であると聞かされ…!

◇ステキにKISSして
成田朋予(なりたともよ)は、席替えで目立ってちょっと柄の悪そ〜な男の子たちが周りにいる渡来(わたらい)君の前の席になる。自分と縁遠いと思ったが名前を覚えていたり、体育祭に積極的に参加したり、冗談でキスを迫られたり…☆振り回されつつ彼が気になる。ある時、渡来君から彼の悪友の相沢君が朋予に気があると言われ泣き出す朋予。すると突然、渡来君に抱きしめられて…!?

◇少女の童話
夕海(ゆうみ)は幼なじみの一頼(かずなり)と、何かと気の合う親友だが、一頼が美湖(みこ)と付き合い始めてからは一頼と距離を置く…夕海は貧血気味で倒れやすく一頼は気にかけるが、美湖はそんな2人を見て夕海に「一頼君を取らないで!」と泣いてしまう。童話の人魚姫のように、自分の想いを隠し一頼から離れる夕海ですが…

◇あじさい色のシーン
河井佳代(かわいかよ)は引っ込み思案で、なかなか新しいクラスの子と馴染めない。しかし同じクラスの太田直人(おおたなおと)君に励まされた事をきっかけにクラスの子と仲良くなれる。お互いの家にアジサイが咲いてる事を知り、色が赤か青になるか賭けをする。ある時、クラスの子から太田君は佳代に本気で恋してると言われ「同情されただけ」の言葉を太田君に聞かれてしまい…



◆明日のナージャ…アニメは見たことないですが、マンガは電子書籍にて(以前、同じ時間帯のアニメ「クレヨ○王国」と同じ様に女の子の冒険物語で)先生の原案付きの中で1番好きです☆お母さんの手がかりであるブローチ、ドレス、宝石箱など小物もステキ。その他、アップルフィールドのワンピースや舞台用チュチュ姿も可愛いです…*それから後継者問題に巻き込まれるナージャを名門貴族のフランシスが、実は義賊の怪盗黒バラとなって影ながらナージャを助けるところもカッコイイです…!ナージャの伯父様に雇われた泥棒たちも最後はナージャの味方になって会心していて良いやつら…☆策略家な伯父様に対しナージャは「息子をカンタンに見限るような人になりたくない…!」と言い、貴族の心がけである「ノブレスオブリージュ」の、この姿こそ彼女が貴族の血筋である証明だなぁ…と思いました。恋愛マンガではないので、フランシスと結婚…とかはなかったのですが、続編も作れそうな終わり方で2人の将来を示唆させる様なハッピーエンドなラストも良かったです…☆

***[2024-r6]
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