(01-a_Michiru Kataoka 先生)

文字数 3,480文字

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○片岡みちる_先生
○講談社
○なかよし
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◆トゥインクルきゃっと…【係の仕事で遅くなり暗くなった下校中。図書係のユミちゃんは同じ係の高見くんに片思い中。今日の放課後もせっかく整理した貸出カードをバラまいてしまい迷惑をかけてしまった。そんなユミちゃんに気にしないでと励まし仕事を手伝ってくれた優しい高見くん。その時、空に3つの流れ星☆☆☆高見くんとなかよくなりたい…!お願いしたユミちゃんの前にしゃべる猫の魔法使いポムが落っこちて来て…!】

ユミちゃんの願いを叶えてくれると頑張るのですがいつも失敗ばかりです…(笑)。初のポムの魔法でユミちゃんは驚くと猫耳とヒゲとしっぽが出現する体質になってしまいます(なぜか、たい焼きを食べると治る…しかしこのたい焼き…お話の中で何度か高見くんと仲良くなれる小道具にもなってます。これもポムの魔法…?)しかも魔法をとける本「ときときの巻」は流れ星に乗ってる時に落としてしまい…恋のライバルでお嬢様の小倉さんも高見くんにアプローチして来てドタバタコメディです。ポムも高見くんの妹ちゃんに一目惚れしたり同じ魔法使いの女の子がポムを追いかけて人間界にやって来たり(…ちなみにユミちゃんの魔法はポム以外の魔法使いにはとけません)ラスト…ある日、高見くんの持ってる本が「ときときの巻」とよく似てるとポムは気づく。しかし高見くんは頑なにユミちゃんにだけは見せてくれず嫌われてるのだとショックを受けます。でもユミちゃんと高見くんは実は隠れ両思い。ユミちゃんへの気持ちが書かれた日記を見せてくれて高見くんから告白されます。それを嫉妬した小倉さんのイジワルで猫耳体質をバラされてしまいます。その時、再び3つの流れ星が…!その星は日記帳に飛び込んで…実は高見くんの日記帳こそが「ときときの巻」だったのです。高見くんも貸出カードをバラまいて帰りが遅くなったあの夜に、この本が空から舞い落ちてきたのでそのまま日記として使っていたのです。ユミちゃんの魔法もとけてハッピーエンド…☆



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◆しましましっぽ……【中2の白井唯子はピアノが好き。お母さんが買ってきてくれた新しい楽譜でさっそく弾いてると「上手ね」と褒められます。けれど振り返って窓辺にいたのは一匹のリス!驚く唯子の目の前でリスはマントをまとった1人の女の子に変身する。チュニカと名乗るその子は遠い空の魔法界からやって来た魔法使い。しかし突然、空から一瞬光が瞬くとチュニカは気絶してしまう。翌日、介抱してくれた唯子にチュニカは魔法使いになって人々を幸せにする手伝いをして欲しいとお願いする。しっぽのキーホルダーをおしりに近づけると、ぽんっ!としっぽが生えて呪文は「ましましぽっし」その後に言った事が魔法になるのです。けれど最初から強い魔法は使えず実はしっぽのキーホルダーは魔法使いとしてのテスト。1年以内に人々を幸せにし、しっぽに縞をつけ10本の縞模様を現すことができなければ失格となって魔法に関する記憶も消されてしまいます。魔法使いの見込みのある唯子を見つけたチュニカは魔法界に帰ろうとしますがしっぽが真っ白になっていて…!?

1巻で終わってしまってもったいない!雑誌とコミックス両方で読んでました。唯子は吹奏楽部の友だち美咲ちゃんと佐藤くんの恋を応援したり、悪い魔女っ子メミィ(…長い黒髪がキレイなポニーテールの女の子。チュニカにはアキュラという彼氏がいるのですが、彼女も彼が好きで魔法界から魔法をかけてチュニカを人間界に足止めしたり、唯子の魔法修行をジャマしたり…作者様お気に入りキャラだそうです。コミックスの余白にそのように描いてあって可哀そうな目に合わせてゴメンと言ってました)ラストで魔法対決します。唯子はクラスメートの吉田くんに片思いしてるのですが実は隠れ両思い。しかし魔法修行やメミィのジャマがあって最後の最後ににやっとくっつきます。唯子が最後に魔法使いになれたかどうかははっきりしません「期限まであと1か月、唯子は魔法使いになれるのでしょうか…?」チュニカのモノローグで終わってて、当時私は「増刊で後日談か番外編とかやって欲しいな…」と思ってましたがそのような話は特になかったです。なので続きをノートに鉛筆描きしてました…初めて描いたファンアート。



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◆さくらんぼねむり姫…【街外れの館に1人で住む博士(名前不詳)は発明家。ある日、新作の薬(人間になる)をペットのハムスターに与えますが実験は失敗。ところが好物のさくらんぼを食べた途端、人間に変身して…!】

表紙等で主人公「こゆりちゃん」が「ピ○クハウス」衣裳なのは作者様ごひいきだそうです。人間の少女になったこゆりは、博士の研究室に通うユキオちゃんや近所に引っ越してきたタクヤ君(ドングリを飛ばして誘拐されそうになるこゆりを助けたりする王子様役…?ダイスケという大きな犬を飼ってる)小学校に通います。よく昼寝していてイジワルなクラスメートの男の子に叩き起こされたりしてます。水に浸かるとハムスターに戻ってしまう…。物語冒頭からこゆりは誘拐されそうになりますが実はタクヤ君のお父さんの仕業。タクヤ君にはユカちゃんという妹がいて重い病気のため自由がない。ハムスターが好きでいつかお喋りするのが夢。研究を焦ったタクヤ君のお父さんは博士の研究を盗もうと誘拐を企んで…でも悪い人ではなく(片岡先生の作品に心底悪い人は出て来ない)物語中盤で和解しユカちゃんの夢も叶えてます。やがてハムスターこゆりちゃんはタクヤ君に恋するようになり水を被ってもハムスターに戻らない「本当の人間」になることを望むようになります。博士は2度目の薬を試作しますが…こゆりは自身の体力(電流のエネルギー)をユカちゃんの大きな手術を助けるため使ってしまいます。これでハムスターに戻ると2度と人間にはなれなくなるため博士はタクヤ君のお父さんと協力。なんとか身体に安全な薬を完成させます。実験は成功し、こゆりは人間になれるのですが副作用で自分の名前さえ思い出せない記憶喪失になってしまい…ラストでこゆりは記憶を取り戻します。記憶を呼び覚ましたのは、心臓がドキドキする、ときめく気持ち。タクヤ君への恋心だった(こゆりの眠っていた記憶を起こす事…ねむり姫のお話をなぞってる)ロマンチックなオチですね…☆
**再掲[2023-r5]


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○夢のクレヨン王国
○原作_福永令三 先生
{◎マンガは1年目で終わってしまいもったいない!片岡みちる先生のユックタック、シャカチック見たかったですね…ちなみにプーニャだけ雑誌版の12話目の最後のコマに1カットだけ載ってます(当初は2年目マンガも連載予定でしたが、打ち切りになったためコミックスでは書き換えられてる)

この話をアニメで見た時、改めてマンガ原作とアニメは別物(アニメは更に監督も、脚本家も、シリーズ構成担当者も分業で別々になってしまうのですから当然かもしれません)になるのだなぁと感じました…クレヨン王国シリーズはひと通り読みましたが、アニメとは、かなり印象がちがいました。原作はもっと自然に対する敬愛や友情物語が多かったと思います(福永令三先生は私の中でファンレターの返事をくださった数少ない作家様でしたが…アニメは大人数で作成されており原作者は事後承諾にならざるを得ないのです…(中略)…別物と割り切ってみてほしい…)とおっしゃってました。また手紙の雰囲気から、アニメ化や自作の詩に曲が作られた点を喜ぶ一方で、あらすじに関しては色々と思うこともあったようです…個人的に、12才の女の子対象アニメならば恋愛模様も出てくる「月のたまご」や「12妖怪結婚式」の方が合ってるのでは…とも思いましたが「アニメ向けアレンジ」が難しかったのかな…

アニメが終了してからの原作シリーズに『しっぽ売りの妖精』という話があります、ここには福永令三先生には珍しく「悪者退治要素」(水色の魔界、パトロール隊長のような…)があり、アラエッサ、ストンストン、12の野菜の精も登場していて、この話を後日読んだ時アニメファン向けに書いてくださった物語(アニメ3期目用の脚本として想定した話)ではないかなぁ…と今でも思ってます}

****追記[2024-r6]

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