(01-b_みつあみ四重奏)
文字数 2,819文字
sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9sssssssss9
◆みつあみ四重奏(カルテット)【市川未晴(いちかわみはる)は、髪を2本の三つ編みに編んだ女の子で今日が14才のたん生日。朝、学校に行く前にお母さんから古い巻物を受け取り「三つ編みをほどいちゃダメ…!」と言われます。学校で体育の時間に髪が乱れたので「ポニーテール」にすると運動神経抜群の女の子「みっちゃん」に!数学の時間、友だちの「しおりちゃん」がこっそり髪を整えて三つ編みを「ストレートのおさげ」にした途端、高校で習う数学も解るほど天才少女「るーちゃん」に!…そして不良にからまれた、がり勉の川本君を助けようとした際、不良にリボンを引っ張られて「ストレート」になった途端、怪力少女「はーちゃん」に!……未晴は髪型を変えると、違う人格と能力を発揮することができる家系の女の子だった!幼なじみの有斗(あると)君は、その秘密を知る唯一の男の子で、いつも未晴の髪を編んで元の未晴に戻す役目になり…!ヘアスタイル変身コメディ☆】
*
{◎コミックス未収録の作品だったので国立国会図書館様より取り寄せた資料にて読みました。全11話(『夢のクレヨン王国』3巻に収録されたのは01話,02話,07話,09話)掲載雑誌『るんるん』は奇数月発売なので6話で1年分です。
*
とっても面白いです☆(今、読んだらこっちもアニメ化して欲しかった)舞台は学校で、授業や行事ごとに未晴が変身して有斗君が収拾役でちょっとかわいそうですが、実は元の姿の未晴が好き。彼女は気づかない…(ちなみに他の人格の時の行動や言葉は未晴は覚えてない…)他にも未晴の人格ごとに惚れちゃった男の子たち(八木君→みっちゃん、川本君→はーちゃん、井脇君→るーちゃん)、有斗君に恋する佐倉麗沙(さくられいさ)ちゃん(5話)も登場し、キャラのやり取りが楽しいです
*
10話の結婚退職する女性教師も佐倉先生という名前…麗沙ちゃんと親戚関係か不明ですが漢字が全く同じなので、連載が続けば、再登場予定だったのかも…ちなみに麗沙ちゃんは可愛いけど嫉妬から未晴にだけイジワルな女の子、佐倉先生はキレーで優しくて女子生徒に人気、男子生徒たちも恋しちゃうような先生で、全く似てないです…
*
11話には未晴のイトコ唯菜(ゆいな)ちゃんが登場。彼女はしっかり(ちゃっかり…?)した性格の女の子。有斗君に一目惚れしてますが、2つのお団子ヘアで、未晴のように多重人格か不明(番外編「14才の唯菜ちゃん」…とかあったら面白そう)
*
96年1月号で新ヘアスタイル募集がありました。グランプリのスタイルは「お団子ヘア」で地味なおばあさんになる、という設定でしたが作中に登場することはありませんでした。未晴の祖母と同じ髪型…最終回のオチだったかも…?
*
ひとつ、気になったのは……暴れん坊で不良娘「はーちゃん」キャラがいるせいなのか、片岡先生の作品には珍しく「暴力シーン」がいくつかあったことです…(1話と、川本君はギャグシーンで何回も殴られてるし、特に8話の短距離走の順位に文句を言ってきた男子生徒が暴れ出し、未晴をかばって有斗君が殴られてしまう(!)シーンなどがあります)ここはギャグではなく本当に彼は血を流していて(同人誌〈魔界のプリンセス モココ→イタズラ好きな悪魔の女の子が出て来るお話〉でも、こんな雑で荒っぽい描写はなかったのに…)片岡先生らしくないなぁ…と感じてしまいました。もしかして、この頃からストーリー構成などは別の方が担当されて先生自身の創作じゃなかったかも…?
*
もし将来、片岡先生がもう一度『みつあみ四重奏』を再コミックス化(電子書籍)するか、あるいは同人誌活動を再開するか…した時は、この辺りは書き直して欲しいです(未晴が腕にすがって殴るのを止めようとしてるので、井脇君や有斗君が殴られるシーンは決して必要ではないですし(←このページに4ページも使ってる…)はーちゃんが暴れる男子生徒をただ殴りつけて解決させる展開も少女マンガらしくありません…例えば…井脇君が競争のやり直しを提案し、勝ち目がなさそうなので未晴がみっちゃんに変身して競争に勝ち、体育祭を邪魔した男子生徒にはバツとして片付けをさせる…など、他の展開が良かったです……)
*
片岡先生は、いつも連載が16ページ形式でしたが、このお話は24ページに増えていて(小さなコマ割りにもアシスタントさんがかなり入ってます…片岡先生はイラストに個性があるので他の作家さんが絵を描くと、ひと目でちがいが分かる)かなり人気の作品だったようです。途中、過去の登場人物が再登場した説明のところに(8話)「詳しくはコミックスが発売されたら読んでね☆」と…あるので、コミックス発売が前提だったようです。
*
2年近く連載されましたが11話目の後に『夢のクレヨン王国』アニメ化に伴うマンガ化で休載。その後、雑誌そのものが休刊(※)となり、片岡先生も「クレヨン王国」以降は『なかよし』での執筆を卒業(…?)されてしまったようで全く掲載がなく、コミックスにもならず、そのままお蔵入りになってしまったようです。}****[2024-r6]
※当時…超人気『セラム○外伝』は『るんるん』に連載してました。このキャラがいよいよ本家『なかよし』に登場することになり、発刊がきびしくなったのかなぁ…?
■■■
国立国会図書館様より-資料メモ
◎みつあみ四重奏(カルテット)
○講談社
○るんるん[奇数月-発行]1998年1月号-休載
○全11話
◇1995年9月号〜1997年7月号
1995年〉
3(4)(14)-(478)●1995年7月号_予告編?
01…3(4)(15)-(59)●1995年9月号
02…3(6)-(61)●1995年11月号
1996年〉
●1996年1月号
4(1)(17)-(5)_ヘアスタイル募集
4(1)(17)-(241)…03話
04…4(2)(18)-(143)●1996年3月号
05…4(3)(19)-(69)●1996年5月号
06…4(4)(20)-(273)●1996年7月号
07…4(5)(21)-(159)●1996年9月号
08…4(6)(22)-(37)●1996年11月号
1997年〉
09…5(1)(23)-(201)●1997年1月号
※●1997年3月号_休載
10…5(3)(25)-(53)●1997年5月号
●1997年7月号
5(4)(26)-(207)…11話,※以後掲載なし。
5(4)(26)-(232)_『なかよし』新連載予告…クレヨン王国
※資料まとめ→
【https://galleria.emotionflow.com/
s/130267/678843.html】
****
◆みつあみ四重奏(カルテット)【市川未晴(いちかわみはる)は、髪を2本の三つ編みに編んだ女の子で今日が14才のたん生日。朝、学校に行く前にお母さんから古い巻物を受け取り「三つ編みをほどいちゃダメ…!」と言われます。学校で体育の時間に髪が乱れたので「ポニーテール」にすると運動神経抜群の女の子「みっちゃん」に!数学の時間、友だちの「しおりちゃん」がこっそり髪を整えて三つ編みを「ストレートのおさげ」にした途端、高校で習う数学も解るほど天才少女「るーちゃん」に!…そして不良にからまれた、がり勉の川本君を助けようとした際、不良にリボンを引っ張られて「ストレート」になった途端、怪力少女「はーちゃん」に!……未晴は髪型を変えると、違う人格と能力を発揮することができる家系の女の子だった!幼なじみの有斗(あると)君は、その秘密を知る唯一の男の子で、いつも未晴の髪を編んで元の未晴に戻す役目になり…!ヘアスタイル変身コメディ☆】
*
{◎コミックス未収録の作品だったので国立国会図書館様より取り寄せた資料にて読みました。全11話(『夢のクレヨン王国』3巻に収録されたのは01話,02話,07話,09話)掲載雑誌『るんるん』は奇数月発売なので6話で1年分です。
*
とっても面白いです☆(今、読んだらこっちもアニメ化して欲しかった)舞台は学校で、授業や行事ごとに未晴が変身して有斗君が収拾役でちょっとかわいそうですが、実は元の姿の未晴が好き。彼女は気づかない…(ちなみに他の人格の時の行動や言葉は未晴は覚えてない…)他にも未晴の人格ごとに惚れちゃった男の子たち(八木君→みっちゃん、川本君→はーちゃん、井脇君→るーちゃん)、有斗君に恋する佐倉麗沙(さくられいさ)ちゃん(5話)も登場し、キャラのやり取りが楽しいです
*
10話の結婚退職する女性教師も佐倉先生という名前…麗沙ちゃんと親戚関係か不明ですが漢字が全く同じなので、連載が続けば、再登場予定だったのかも…ちなみに麗沙ちゃんは可愛いけど嫉妬から未晴にだけイジワルな女の子、佐倉先生はキレーで優しくて女子生徒に人気、男子生徒たちも恋しちゃうような先生で、全く似てないです…
*
11話には未晴のイトコ唯菜(ゆいな)ちゃんが登場。彼女はしっかり(ちゃっかり…?)した性格の女の子。有斗君に一目惚れしてますが、2つのお団子ヘアで、未晴のように多重人格か不明(番外編「14才の唯菜ちゃん」…とかあったら面白そう)
*
96年1月号で新ヘアスタイル募集がありました。グランプリのスタイルは「お団子ヘア」で地味なおばあさんになる、という設定でしたが作中に登場することはありませんでした。未晴の祖母と同じ髪型…最終回のオチだったかも…?
*
ひとつ、気になったのは……暴れん坊で不良娘「はーちゃん」キャラがいるせいなのか、片岡先生の作品には珍しく「暴力シーン」がいくつかあったことです…(1話と、川本君はギャグシーンで何回も殴られてるし、特に8話の短距離走の順位に文句を言ってきた男子生徒が暴れ出し、未晴をかばって有斗君が殴られてしまう(!)シーンなどがあります)ここはギャグではなく本当に彼は血を流していて(同人誌〈魔界のプリンセス モココ→イタズラ好きな悪魔の女の子が出て来るお話〉でも、こんな雑で荒っぽい描写はなかったのに…)片岡先生らしくないなぁ…と感じてしまいました。もしかして、この頃からストーリー構成などは別の方が担当されて先生自身の創作じゃなかったかも…?
*
もし将来、片岡先生がもう一度『みつあみ四重奏』を再コミックス化(電子書籍)するか、あるいは同人誌活動を再開するか…した時は、この辺りは書き直して欲しいです(未晴が腕にすがって殴るのを止めようとしてるので、井脇君や有斗君が殴られるシーンは決して必要ではないですし(←このページに4ページも使ってる…)はーちゃんが暴れる男子生徒をただ殴りつけて解決させる展開も少女マンガらしくありません…例えば…井脇君が競争のやり直しを提案し、勝ち目がなさそうなので未晴がみっちゃんに変身して競争に勝ち、体育祭を邪魔した男子生徒にはバツとして片付けをさせる…など、他の展開が良かったです……)
*
片岡先生は、いつも連載が16ページ形式でしたが、このお話は24ページに増えていて(小さなコマ割りにもアシスタントさんがかなり入ってます…片岡先生はイラストに個性があるので他の作家さんが絵を描くと、ひと目でちがいが分かる)かなり人気の作品だったようです。途中、過去の登場人物が再登場した説明のところに(8話)「詳しくはコミックスが発売されたら読んでね☆」と…あるので、コミックス発売が前提だったようです。
*
2年近く連載されましたが11話目の後に『夢のクレヨン王国』アニメ化に伴うマンガ化で休載。その後、雑誌そのものが休刊(※)となり、片岡先生も「クレヨン王国」以降は『なかよし』での執筆を卒業(…?)されてしまったようで全く掲載がなく、コミックスにもならず、そのままお蔵入りになってしまったようです。}****[2024-r6]
※当時…超人気『セラム○外伝』は『るんるん』に連載してました。このキャラがいよいよ本家『なかよし』に登場することになり、発刊がきびしくなったのかなぁ…?
■■■
国立国会図書館様より-資料メモ
◎みつあみ四重奏(カルテット)
○講談社
○るんるん[奇数月-発行]1998年1月号-休載
○全11話
◇1995年9月号〜1997年7月号
1995年〉
3(4)(14)-(478)●1995年7月号_予告編?
01…3(4)(15)-(59)●1995年9月号
02…3(6)-(61)●1995年11月号
1996年〉
●1996年1月号
4(1)(17)-(5)_ヘアスタイル募集
4(1)(17)-(241)…03話
04…4(2)(18)-(143)●1996年3月号
05…4(3)(19)-(69)●1996年5月号
06…4(4)(20)-(273)●1996年7月号
07…4(5)(21)-(159)●1996年9月号
08…4(6)(22)-(37)●1996年11月号
1997年〉
09…5(1)(23)-(201)●1997年1月号
※●1997年3月号_休載
10…5(3)(25)-(53)●1997年5月号
●1997年7月号
5(4)(26)-(207)…11話,※以後掲載なし。
5(4)(26)-(232)_『なかよし』新連載予告…クレヨン王国
※資料まとめ→
【https://galleria.emotionflow.com/
s/130267/678843.html】
****
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
(ログインが必要です)