第2話
文字数 248文字
「拓人、また飴を捨てたでしょ! 食べ物を捨てるなんて、バチが当たるわよ」
「だって、飴のくせにスース―して歯磨き粉みたいだし、こんなの食べ物に思えないよ。これを飴にするなんて、どうかしてるよ。そうだ、今度からお母さんにあげるよ」
「いやよ、わたし、ダイエット中でお菓子絶ちしてるもの」
飴を捨てることを今までも何度かお母さんに窘められていたのですが、そのたびに拓人は聞き流していました。
その夜、拓人が飴を食べながらゲームをしていると、突然、背後で、
「こら!」
という声がしました。
「だって、飴のくせにスース―して歯磨き粉みたいだし、こんなの食べ物に思えないよ。これを飴にするなんて、どうかしてるよ。そうだ、今度からお母さんにあげるよ」
「いやよ、わたし、ダイエット中でお菓子絶ちしてるもの」
飴を捨てることを今までも何度かお母さんに窘められていたのですが、そのたびに拓人は聞き流していました。
その夜、拓人が飴を食べながらゲームをしていると、突然、背後で、
「こら!」
という声がしました。
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