第11話

文字数 426文字

松屋が好きだ。
牛焼き肉定食をポン酢で食うのは最高だし、スパイシーなメニューがうまいし、定食のごはんの大盛り・おかわり自由。
けれど、愛の告白に、牛丼屋。
腹が減っていたんだ。
先に着いた。
早速牛焼き肉定食を注文。
至福。
あ、結布ちゃん来た。
結布ちゃんにも牛焼き肉定食ポン酢を勧めるが、お腹減ってないって。
奢るからさ、と言うと、テイクアウトでも良いか?と。
牛めし特盛弁当。
次いでちびっ子が入場。
「ママー!」
かわいい男の子、2歳くらいか。
機先を制して、「ごめんね、せんぱい。あたし、先輩の精子盗んじゃったんだ」
えええ
「松さんに協力してもらったの」
知り合いだったの?
じゃあ、松さんと僕の関係も知ってるのかな?
ああ、そうか。
僕は駒大、黒川は早稲田。
結布ちゃんも松さんも東大だった。
この辺コンプレックスだから、忘れた事にしてたけど。
ここからはわたしが話すわ。
松さん。
ああ、やっぱりトテ子に似て…
バッ!
素早くふたりして僕の口を塞ぐ。
ドンセイ、エニモア

ふたり、ハモッていた。
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