第14話

文字数 792文字

「うーん、思想背景的な事はぼんやり理解出来たけど、それでどうして結布ちゃんは僕の精子を盗んで僕の子供を産んで育ててるんだい?あと、いつ、どうやって?」
「あたし、せんぱい好きなんだ。態度でわかるでしょ?だけど、あたし、どしても結婚したくない。せんぱいの人生、台無しにしちゃうでしょ?
だからね、松さんに頼んだの。あ、松さんとせんぱいが知りあったのは偶然だよ。それで松さんに聞いてせんぱいがあたしとの未来の為に頑張ってくれてる事知って。嬉しかった。でも、結婚出来ないし、あたしは身を引くつもりだったの。」
「これは謝らなきゃいけないけど、ある日の訓練中、ビールに睡眠薬入れちゃった。あなたこてん、って寝ちゃったわ。それから身ぐるみはいで結布ちゃんとバトンタッチしたの。ほんとにごめんねー。好きなんだから、良いかな?って。」
えええ
「そんな!結布ちゃんとやったのに、覚えてないなんて!チクショー、また今度はねえ、チクショー。それに、僕の奥義でイかせる事も出来ないじゃないか。何の為に、何の為に…」
「大丈夫だよ、せんぱい大好きだから、言ってくれればあたし、いつでもするよ。それに、奥義なんていらないよ。あの日、眠ってるせんぱいのお口で勃たせたんだけど、頬張りやすくてかわいかった。それに」
結布ちゃん、顔真っ赤にして
「あたし、せんぱいのでイッちゃったんだ。気持ち良かったし、念の為3回もいただいちゃったの。それで一発妊娠。ほんとはもっと手こずれば、もっとしたかったよ。もうここまで話したから、あたしはいつでも良いよ。子供はたくさん欲しいから」
結布ちゃんの話を聞いてフル勃起していた僕は、子供を松さんに任せて近くのラブホへ。
結布ちゃんもビショビショだった。
僕らは何度も何度も昇り詰め、きっかり1時間後戻った。
そこにはもう一人、眼鏡をかけてウド鈴木みたいな髪型をした、いかにも粗チンそうな男が待っていた。
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