2
文字数 764文字
「また訳 わからぬ繰 り事 を」
空音 が聴 こえるが、気のせいだ。
俺は耳無 し芳一 よろしく、念仏 を唱 える。
「これは夢だ。これは夢だ。
二次オタよろしく、妄想 だ!」
「世迷 ごとを。
自見 の覚悟 (勝手な自得 )をするでない」
幼女は呆 れたようにため息をついた。
「そこ違うからね」
「ため息つくの俺のほうだから」
幼女はびっくりした様 に目を丸くした後 、
納得 したように声を荒 げた。
「あなや!
伝えに聞くに、これが世に言う、
ノリツッコミと言うやつか! 」
そう言って喜ぶ幼女。
ずれてる。
次元ごとずれてる。
俺はこの希少変異種 を前に、
別次元の何かだと解 した。
理解はしたが、納得 は出来ない。
「でっ、お前は何者だ!?」
俺が少し怒気 をあらげると、
幼女は恥じらうように頬を染めた。
「然 にまどうでない。
そんなに発情されると、
こそばゆいではないか」
間違 っている。
色々と全部、間違っている。
「ぺチャパイ」
俺はげんなりして嫌味 をはきだした。
気にしたのか幼女は、
まじまじと自分のまな板 を見つめ、
続いて俺の顔を見つめて言った。
「あなや! よほどにくすぐるな。
面映 ゆいではないか」
何故 か顔を赤くして、そう囁 く幼女。
「褒 めてねぇー!!」
思わず突っ込んでいた。
─2─
俺は
「これは夢だ。これは夢だ。
二次オタよろしく、
「
幼女は
「そこ違うからね」
「ため息つくの俺のほうだから」
幼女はびっくりした
「あなや!
伝えに聞くに、これが世に言う、
ノリツッコミと言うやつか! 」
そう言って喜ぶ幼女。
ずれてる。
次元ごとずれてる。
俺はこの
別次元の何かだと
理解はしたが、
「でっ、お前は何者だ!?」
俺が少し
幼女は恥じらうように頬を染めた。
「
そんなに発情されると、
こそばゆいではないか」
色々と全部、間違っている。
「ぺチャパイ」
俺はげんなりして
気にしたのか幼女は、
まじまじと自分の
続いて俺の顔を見つめて言った。
「あなや! よほどにくすぐるな。
「
思わず突っ込んでいた。
─2─