はじめに

文字数 1,300文字

 みなさん、お疲れさまです。

 お世話になっております、朽木です。

 この「創作論」は正直、投稿するかどうか迷ったのですが……

 わたしの中で自分自身に、自分の人生に、ひとつの区切りをつけたいという気持ちが以前からあり、「もう、いいんじゃないのか?」という思いもあいまって、ここに発表する次第です。

 厳しいご意見やご批判は覚悟しております。

   *

 わたしが「桜の朽木に虫の這うこと」の世界観やキャラクターを作るとき、それはすなわち、自分自身の世界観や、自分自身の人格の投影なのです。

 一般論としてまず、わたしのこれまでの人生を、なるべく客観的に振り返りたいと思います。

 わずらわしいという方は、読みとばしてもかまいません。

   *

 わたしにはどうやら、先天性の発達特性があるようです。

 ASD(自閉・アスペルガー)とADHD(多動・衝動)の傾向が、特に強いようです。

 ひとりで何かひとつのことに黙々と集中していると、とても落ち着きます。

 担当の精神科医からは軽いものだと言われていますが、それでもやはり、社会の中では生きにくい。

 特に集団の中では、きついです。

   *

 次に、小学生に上がってから、高校を卒業するまでの12年間になりますが、同級生を中心として、性的虐待を受けていました。

 このトラウマが、いちばんいまに効いているかもしれません。

 具体的な内容については、投稿サイトのガイドラインに照らして、申し訳ありませんが、伏せておきます。

 最後に大きなものは、大学生時代、20代に入ってすぐでしたが、発達障害を含む、いわゆる4大精神疾患の一つである、統合失調症に罹患しています。

 少なくとも現代の医学上は、精神障害者というカテゴリーに属するわけです。

 大きな経験を3つ書きましたが、それが小説と何の関係があるのか、そう思われた方が多いと思います。

 当該作の主人公である「ウツロ」を例に取って、説明いたします。

   *

 彼は両親に捨てられたトラウマから、自分が人間ではない、何かおぞましい存在であるという、自己否定の衝動に(さいな)まれています。

 自分の存在は呪われている、自分の存在は間違っていると。

 これはまさに、わたしの精神状態であり、それをウツロに投影しているのです。

 これはわたしの過去の経験、特に性的虐待の体験が大きいと思いますが、自身の尊厳や自尊心を粉々に破壊されたことで、わたしは自分自身を承認できない、肯定できない、存在自体が何か、とてつもない罪悪なのではないかという、自己否定の衝動につねに駆られていて、その投影になっているです。

 このようにして、いろんな角度から自分のパーソナルを観察・分析し、ウツロやほかのキャラクターを作っている形になります。

 本「創作論」では、このような流れでキャラクターの紹介をしていくことになります。

 ここまで読んで、とてもついていけないと思われた方は、どうぞ遠慮なくブラウザバックしてください。

 しかしもし、わたしのわがままにつきあってくださるという方は、ペースがどうなるのかいっこうにわかりませんが、更新をお待ちください。

 なにとぞよろしくお願いいたします。
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