第3話 二部前置きかな?(7)

文字数 436文字

だから俺ちゃん嬉しいよ!!

 やっと家の女神なフレイン(奥様)は許してくれたよ。

 まあ、そうい事なので、俺は「バンザイ! バンザイ! バンザイ!」と、万歳三唱を声を大にして叫んだよ。

 するとさ、コアイ・マラルが、いきなり走る俺の横に馬を寄せてきた。
 それでさ、口を開いて「……テムジンさん?」と、俺に訊ねてきたから。

「……ん? どうした? コアイ・マラル?」

 俺は不思議そな顔をしながら。もう一人の妻でもあるコアイ・マラルにこんな感じで訊ねたよ?

「テムジンさん、何かを忘れていませんか?」

 コアイ・マラルは相変わらずの無表情だけれど。俺に何かを忘れていないか? と、訊ねてきたんだ。

 う~ん、でもね、俺はコアイ・マラルに何かを言い忘れた記憶はないんだよ!?

 だから俺の頭の中で『う~ん? う~ん? ……何だろう?』と、考えたよ。

 でもね、これといって心当たりがないんだ?

 だから俺ちゃんこんな感じ『? ? ?』脳内はね。

 
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