第1話 神様の言う通り?(20)

文字数 625文字

 でもね、今はあの時とは逆でね、奥様に俺は『ゾッコン」なのよ。先程何度も述べたけれど。フレインは本当に優しいの。その上さ、美と豊穣の女神様と、称えられるだけの容姿だから。本当に素晴らしいくらいに美しいの、だからもう誰にも触られたくはない、だって俺だけのモノだから。

 まあ、そんな感じの俺でね。今は惚れた弱みって奴だから、全く持って逆らえないのよ。だから先程から俺は、今容姿はオオカミちゃんだから。奥様のお顔をペロペロと長い舌を使用して──舐に舐めて、機嫌をとっている訳なんだよ。まあ、先程から、幾度となく述べて説明をしているけれど。俺がね、奥様達がいるのにさ、不謹慎にも『エルフ女を見てみたい!」と、ついついと、思い口に出したのが原因なんだけれども。

 まあ、あれだよ、あれ?

 何と述べたら良いだろうか?

 全くと言って良いのやら?

 俺自身 懲りないというか?

 まだね、俺は凝りもせずに、遠目からエルフの女性の死体が無いのかと?

 確認をしているよ。う~ん、でもね、俺は自身の目で見て確認はしているのだけど。中々ね、エルフのお嬢様達 見当たらないんだ。

『……ん? あれ?』何かしら、又違う種族の人を目で確認出来たよ!?

 どうもね、白い肌の女性ではなくてね。

 ……ん?

 どうやら褐色肌と笹のような耳を持つ女性が転がっているのが、何体か俺の目で確認が取れたよ──どうやらダークエルフの女性だとは思うけれど?

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