第1話 神様の言う通り?(58)

文字数 1,155文字

その後はね、『シュン……』と、いった感じだよ。心から奥様達には申し訳ないと思った。

 すると「テムジンさん……?」反省モードの俺に、コアイ・マラルが声を掛けてきたよ。

 だから俺は、「なに?」と、言葉を返したら。「助けたエルフの女性はどうするのですか?」と、尋ねてきたよ。

「あっ?」と言葉を漏らして、エルフの女性を助ける為に戦い。そして俺は敵の女の不意打ちの飛びナイフの攻撃で怪我をした事を今思い出した。(笑)

 だから俺は苦笑いをしながら「そういえば、そうだったね?」と、コアイ・マラルに述べたよ。(笑)

 その後は俺は奥様二人の顔を交互に見たよ!

『どうしようか?』と、いった感じ何だよね。

 だって余り積極的に助けたエルフの女性……と、いか、良く見るとね!?

 とても美しいエルフのお嬢さんなんだよ。

 それもね、(うち)の奥様二人と見比べても遜色しない程のお嬢様なんだ!

 まあ、神々しいという見方なら、流石に女神と天使には及ばないけれど。普通に見た目容姿だけなら、俺の心臓を『ドキュン!』と射貫くのは十分過ぎる程の女性だね。

 だから余りエルフの美女(彼女)を『ジロジロ』と見る訳にもいかないし!

 俺の口からフレインやコアイ・マラルに『あれして? これして?』と、頼む訳にはいかないの!

 先程ではないけれど。奥様二人は俺に『ゾッコン!』だから直ぐに拗ねてしまうんだよ!

 だからね、二人の奥様を交互に見つめて指示を仰ごうと思って見ているのだけど!?

「あなたの治療が終われば、エルフの美女(あの娘)の治療に入りますね!」

 と、フレインが述べてきたから。

「うん! お願い!」とだけ、俺は言葉を述べた!

 とにかく余計な事は述べないよ。本当に不機嫌になるからね。

 でないと、やっとね、俺に笑顔をくれるようになって、お互いが分かりあって夫婦らしくなったコアイ(奥様)がまた無表情娘になってしまったら嫌だから。という事だからエルフの美女(彼女)の事は、何も気にしていない素振りを決め込むよ。

 俺は『何も知らん! 知らん!』と、いった感じなのだ!

 と、思っているとね。いきなりエルフのお嬢様が「……貴方達は何者? 何故私を助けてくれたの?」と、問い掛けてきたよ!

 だからね、俺は『何故? 何故? 何故だろう……?』と考えた。

 だって高そうな装飾の入ったエルフのお嬢様は、俺達夫婦にお礼を述べてくる訳でも無く、『何者なのか? 何故助けたのか?』俺達にそう質問をしてきたよ。

 だから俺は、どうしてだろうか?

 と思いながら奥様二人の顔を交互に見て確認をしたんだよ。

『どうして? だろう?』と思いながらね。


 ◇◇◇◇◇

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