閉じる
200字小説
登場人物
ビューワー設定
目次
前のエピソードへ「大傑作②」
鬼
文字数 214文字
人里離れて暮らす鬼は、人間の捨て子を育てていた。
子を育てるため、鬼は人の嫌がる仕事を買って出た。蔑まれ忌避されながら利用され、稼いで飯を食わせた。
そして鬼は、立派に育った子供を里へ連れて行った。
「この子は人間です。どうか仲間に入れてやってください」
懇願する鬼に村長は言った。
「鬼を殺せば仲間と認めてやろう」
鬼は子供へ刀を渡し、自分を殺せと促した。
子供は刃を構え、村長に向けた。
「鬼とはこの者のことか」
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
★
いいね!
ファンレターを書く
次のエピソードへ
ヒーロー
200字小説
山岸マロニィ
作品お気に入り
時を超える男
#夏という文字を使わずに夏を表現する
世界
死神
大傑作
大傑作②
鬼
ヒーロー
四季
遺言
処方箋
登場人物紹介
登場人物はありません
ビューワー設定
文字サイズ
小
中
大
特大
背景色
白
黒
生成り
水色
フォント
明朝
ゴシック
組み方向
横組み
縦組み
設定する