各章についてのエピソード

文字数 3,785文字

期間限定で男になります
オーディション編。
エントリーはメールフォームでも受付可という設定です。
郵送でも受け付ていて、メルアドの記載がなければ郵送で合否の結果がくる、という感じ。
今時、性別選択は必須でなくなっている気もしますが。
一次審査はエントリーシートと添付された歌データで選考する設定でしたが、動画の場合、容量がヤバそうだなと思いやめました。
こういう場合、音声データなんだろうか。


オーディションへ、いざ参らん
一次審査は約三百人の応募があったという設定です。
日を分けて、まずは社長さん一人で生歌を聞いて審査。
後日、プロの音楽家を交えて、録画したものを見て通過者を決める、という感じ。
社長さん、お疲れ様だよ。
詩名がコスプレしたキャラは学園もの乙女ゲームなので、奇抜な服装ではありません。
だから、オーディションでも着ることが出来ました。


昇天しそう
ご本人登場の巻。
ムーンプロダクションは俳優オンリーの芸能事務所なので、ピアノや立派な音響はありません。
その為、スマホでカラオケアプリをDLして音出ししています。
平成ならば、ラジカセでカラオケverを流していたのかな。
お手軽な世の中になったなあ(遠い目)


ママの正論パンチ
ちゃんとした会社ならば、一次審査で身分証明の提示を求めるだろうし、コピーを取るよなあ。
フィクションなので、この辺りはガバガバにしました。
詩名ママのキャラも、詩子お姉さんのママに寄せています。
無料で歌の練習をする場所を検索したら、お風呂場の他に自家用車の中もオススメらしいですね。


申し訳ございません、社長様
テレビに出ている十代、二十代の男子って、白い肌しているわ、メイクしているわで、女の子と区別がつかないのよ。
そんな訳で、十代ならば男装してもバレないかなあと思っております。
社長さんが苦渋の決断をし、詩名はユニットメンバーに正式決定しました。
ちなみに、オーディションのエントリーシートは、合格した詩名以外は個人情報保護の関係で削除。
詩名のエントリーシートは元データを社長が保管し、給与関係で必要なので生年月日をサバ読みしたものは事務に渡しています。
マイナンバーは番号だけ教えているという設定です。
社会保険は自分で支払い、税金は確定申告かな。
フィクションなので、これ以上、給与関係は深く考えない(笑)


本格的に始動
ファーストソング編。
仮歌をもらってからレコーディングまで、普通はどれくらの期間で完成させるんだろう。
詩名は学生なので、春休み中に済ませています。
ナベシャツの存在は、詩子お姉さんの配信で知りました。
男装女子が胸を潰す為につけるものはサラシ一択と思っていましたが、今は色々なナベシャツがあるんですね。


面倒見の良い兄貴分
顔合わせ以降、緋彩の話し方をくだけた感じにしました。
一方、碧verの詩名は年下設定なので、敬語&名前をくん付けにしています。
ファーストソングの歌詞は具体的に考えていません。
春ソングでありがちなフレーズをぶち込みました。
我ながらダサい(笑)
当初、ボイトレ教室でレッスンさせていましたが、後の展開でこれでは不便だと思い、ムーンプロダクションに変更しました。


DDR
「ダンスダンスレボリューション」の略ではありません。
「ドキドキレコーディング」という意味です。
緋彩のスキンシップが過剰になってしまった。
こんなにベタベタさせる予定ではなかったんだけどな。
実際のところ、緋彩兄のガタイは良いですが、ゴリラ顔ではありません。


ソロでプロモーション撮り
フワッとした感じで書きました。
子羊ちゃんは、詩名が呼称するJulファンのこと。
監督さんの無茶振りが何かに似ていると思っていたら、グラビアアイドルを撮影するカメラマンが言いそうなヤツだと気付いた。
音楽教室は詩名の名前で登録しているので、平日の学校帰り、女の子の格好で通っています。


慰労会
当初に比べて、詩名と社長さんの好感度が上がってしまった。
緋彩を動画ではなく、連写で撮りたいという発想に闇を感じます。
詩子お姉さんの「エッチだなあ」という言い方が好きで、作中に挿入しました。
「あーん」は、さすがにやり過たかな。


正直、複雑
セカンドソング編。
ファーストソングに比べれば、ゆったりしたスケジュール。
映画の撮影に掛かる時間がどれくらいなのかは分かりません。
今でも少女漫画の実写版では壁ドンや顎クイってしているの?
詩名のダメージボイスのストックがなくなってきたな。


芸能界ものでよく見るやつ
この章を書く為に、映画のあらすじをザックリと考えました。
失恋した者同士で付き合ううちに、本物の恋仲になるという内容です。
主人公とヒロインのキャラは、ヤバいレベルのウエッティさだと思う。


社長さんの懸念
何度も書き直しました。
当初の社長さんは、緋彩と詩名がくっつくことでスキャンダルになると警戒する設定でした。
しかし、社長さんと詩名の好感度を上げ過ぎたせいで、心配ごとの優先順位が詩名>緋彩となりました。
緋彩は機転が利くし上手くやり過ごせるけど、詩名は無防備だから記者に張り付かれたら最後だろう。


心臓がいくつあっても足りない
やっぱり、キスシーンの練習は外せないよな。
詩名は緋彩とキスをする妄想はしても、実際にされたらフリーズしてしまう童貞気質です。
緋彩の女性経験はどうしようか考えた結果、ゼロにしました。
中学から俳優業をして忙しいだろうし、恋の優先順位は低そうなので。


もう一つの顔
芸能人が通う高校といえば某学園ですが、緋彩は単位制の学校に通っています。
通信制、定時制、単位制のどれが売れっ子俳優にとって通いやすいのか分からない。
当初、社長さんから緋彩と接触禁止令が出ていたので、私用スマホの連絡先交換は厳禁。
会社から貸し出されたキッズフォンで連絡を取り合うという設定でした。
社長さんの態度が軟化した今では、仲間としてならばコンタクト可となったので、キッズフォンの設定はなしになりました。


実行するよ
サードソング編。
詩名ちゃんが恋愛脳になっています。
この辺りでガチ恋状態になるのは初期設定通りです。


ラブメッセージ
作詞がメインの回。
サードソングのイメージは考えています。
緋彩とはメッセージアプリでやり取りをしていません。
お互いに本名を表示していそうなので。
緋彩の本名は非公開という設定です。


危なかった
今回は作曲がメイン。
またしても、フワッとした書き方で申し訳ない。
作曲アプリを使ったことはありませんが、ガラケー時代にゲーム音楽を耳コピして着メロを作ったことはあります。
当初、詩名にキス未遂をさせようとしました。
その名残りがタイトルになっています。


まずは喫茶店で
二人でプロモ撮り前半。
午前中の二時間、お店を貸し切りにしてもらっています。
使用料は払っているので、マスターさんが二人に飲み物をご馳走しています。
「前以て色々と準備しろよ、段取り悪いな」とは思いますが、行き当たりばったり感が文化祭のノリっぽくて青春しているかな。
ラストのイチャイチャをマスターさんはどんな気持ちで見ているのだろうか。


屋上で
二人でプロモ撮り後半。
YouTube動画を作るようなノリです。
自撮り棒を持って撮影しているのかなあ。
喫茶店よりは、こちらの方がスラスラと書けました。
碧を女の子っぽく演出するという設定は、当初なかったものです。


晴れ舞台の準備
ライブ準備編。
大掛かりなライブではないとはいえ、集大成の割に準備期間が短くね?
初期はライブハウスを貸し切る設定でしたが、イヴは書き入れ時だから無理よねと思った。


届け、僕達の歌
配信ライブ編。
「大門未知子か」という突っ込み待ち。
ライブ中もイッチャイッチャしているなあ。
詩名ちゃんが契約更新するか否かは、引っ張るまでもないくらい分かっちゃうよな。


約束
詩名が契約更新しないのは当初からの設定通りですが、緋彩と最後の挨拶をする予定はありませんでした。
これも社長さんとの好感度を上げまくった影響です(笑)
ここから先は、当初考えていた展開と異なっています。


一足早く、桜が咲いた
初期設定では、詩名と緋彩はサードソングのプロモを撮った場所で再会させるつもりでした。
作中に書きましたが、海の見える公園ですね。
そして、ここで緋彩は碧の秘密を知ることになる筈でした。
しかし、序盤から緋彩がスキンシップをしてくるので、これでは女の子だってバレるだろうな、と。
ファーストソングのレコーディングでハグした時に「あれ?」と思い、寸止めキスの練習で確定……というところですかね。


待ち合わせ
再会編。
実際のところ、有名人が正体バレしないで外を歩くなんて不可能でしょ。
元々、イヴに再会させる予定だったので、詩名は学校指定推薦で合格させました。
早いところは十一月には内定もらっていた気がするけど、如何せん私が高校生だったのはかなり前なのでね。
「何も起きないはずがなく」の元ネタを読んだことはないけど、一時期、この広告バナーが出まくっていて気にはなっていた。


緋彩として、真尋として
どんな形でもいいから二人で歌おうと緋彩に誘われて、詩名がOKして終わる筈だったんですけどね。
気が付けば、緋彩が詩名に迫っていた(笑)
元々、「衛星」は恋人未満EDにするつもりでしたが、緋彩がここまで天然タラシになるとは思わなかった。
これで好きか分からないって、鈍過ぎにも程がある。
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登場人物紹介

緑川詩名(みどりかわ・しいな)

緋彩ファンの女子高生。

根は真面目で素直。

深く考えずに思い切りの良い行動をする。

音楽経験はゼロだが、音域が広い。

椎川碧(しいかわ・みどり)

ボーカルデュオ、Julのメンバー。

小柄で可愛い顔をした、ちょっぴり生意気な弟系。

緋彩に憧れてオーディションに応募した中学生男子……という設定。

真咲緋彩(まさき・ひいろ)

十代女子を中心に大人気の若手俳優。

柔和な見た目に反して、男気があり真っ直ぐな気質。

プロ意識は高く、恵まれた容姿や才能に甘んじることはない努力家。

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