ぼんやり

文字数 155文字

死とは優しいのだろうか

包みこんでくれるのだろうか

ぼんやりしていると

生きているのか死んでいるのか

分からなくなる

自殺をするのは

死に優しいところがあるからだろう

死が痛くて苦しいだけなら

誰も死なないだろう

死が優しそうだから

死ぬ間際に花畑が見えるのだ

物語と現実

比喩と事実

死と生が重なるところ

ぼんやりしていると

たまに見える
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