風呂

文字数 122文字

死とは風呂に入ることだ

日常のそばにあって

浮遊感があって

少し楽になる

毎日の夜に入って

また朝が来て

忙しなく動き始める

だから僕は風呂に入るのが好きだ

この上なく無駄な時間

あの時だけ生きている気がする

死ぬことが大好きな僕が生きている

夢想は風呂桶の中にある
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