第4話 色

文字数 309文字

幽霊の元は人間なんだから
害をなさないヒトがほとんどなんだよ

知人の霊媒師に聞いていた




祖父の持っていた古い貸家が空き家になって久しく
取り壊す前に現状を見に来た頃は暗くなっていた



僕の予定を知って、身を案じてメールをくれている

知らない家を歩くのも怖いので、早めに帰ることにしたが

奥に続くガラス戸に赤い影が見えた

(不審者?) 盗難や火災を思い、奥へ向かう

何か、赤いものが揺れている

スマホが鳴った
追加メールが来たようだ



僕は血の気が引いたような気がして、顔をあげた

 目の前に・・
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