第5話 なんで?
文字数 262文字
県外
充電切れ
スマホは意味をなさなかった
突然、着信音が鳴り出した
意識が薄れる樹海の中で聞こえる筈のない
着信音
聞こえる筈のないスマホを耳に当てる
『
「!」 誰かの明るい声がした
助かるかも知れない
「もし・・も」 声を振り絞った
『
充電切れ
スマホは意味をなさなかった
pulpulpul
・・・突然、着信音が鳴り出した
意識が薄れる樹海の中で聞こえる筈のない
着信音
pulpulpul
・・・聞こえる筈のないスマホを耳に当てる
『
もしもし
・・』「!」 誰かの明るい声がした
助かるかも知れない
「もし・・も」 声を振り絞った
『
ああ、お苦しみ中のところスミマセン
ちょっと途中で渋滞がありまして、いや渋滞事故です
それで天使やら悪魔やら出払いまして
・・・もう半日ほど、苦しんでいてもらえますか
。悪魔の手が空き次第お迎えにあがりますので
』