第20話

文字数 202文字

 占いサイトのメールを読んだり、返信したりしていると、自分のカンが研ぎ澄まされるような感覚を覚えるようになった。すっかり忘れていた、大学の休みに参加したイベントのアルバイトをやった頃の、一種の無敵状態が戻ってきたようだ。そのアルバイトが終わった日、東京でレポーターをやってみませんか?と誘われたぐらい怪しい雰囲気を漂わせていた昔。ただの気のせいなんかでなければ、どこかからお呼びがかかる前兆かもしれない。
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