【台詞サンプル】パソコン室で祐一が原因を特定した後の藤田先生との会話

文字数 621文字

「福永く~ん」
「やだな、先生。いつも通り呼び捨ていいですよ。先生はコンピューター部の顧問で、ボクは忠実でマジメな部員じゃないですか」
「忠実? マジメ? 何を言ってるか分からないわね」
「いやいや、先生の美人なんですから・・・えーっと、美人の怒った顔は迫力あって怖いんですよねぇー」
「君が作ったツールなんだよね?」
「いやいやいやいや、ネットに公開されているツールらしいですよ」
「君が作ったんだよね?」
「だから。ネットに公開されているツールですって」
「柴田先生に確認するけど」
 柴田は藤田の前任者である。
「ボクが作りましたー」
「どうして黙っていたのか教えてくれるわよね?」
「ちょっと理由があって・・・」
先生が睨んでいる。
「柴田先生がネットで拾ってきたんですけど・・・、偶然にもボクが作ったツールだったんで話が盛り上がって・・・。その後、色々と改修要求されて大変だったんで、柴田先生には黙っていました。ボク、お金にならない仕事はしたくないんですよ」
「私が困っているのを笑ってみていたのね?」
「笑ってなんていません。ほくそ笑んでたんです」
「へぇーーー。福永君は、ほくそ笑んでたんだ」
「冗談ですよ。嫌だなー-。そんなことないですって。・・・それに、これでもボクはプロですからね。趣味で作ったツールを学校で改修するのは嫌だったんです」
「やってくれのよね?」
「なにを?」
「コンピューター部の活動として、改修してくれるのよね?」
「はい、やらせていただきます!」
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登場人物紹介

福永祐一 (ふくながゆういち)

主人公

中学2年生

他人からどう思われようが気にしない

過信はしないが、図に乗るタイプ

運動神経は並。体力はある

地頭は良いが、授業中に寝てるなど態度が不真面目なため、成績は上の下

整った顔立ちだが、美形という程ではない

味音痴という程ではないが、栄養を優先する。食べられれば何でも良いと考えているため、味に五月蠅くない。昆虫食もOK

ネットでソフトウェアエンジニア(天才ハッカー)の仕事をしている。

異世界ファンタジーが好き

将来は世界遺産巡り、世界旅行をしたい。ただ働きながらは日数が足りないため、フリーランスのソフトウェアエンジニアとして稼ぐ予定

家族構成:父、母、姉、妹

父:考古学者、准教授

母:元SEで今は専業主婦

姉:高校2年生

妹:小学6年生

今村聖奈(いまむらせいな)

ヒロイン

中学1年生

成績優秀の優等生で、地味な見た目にしている

素材が良いので、化粧をすると映える。コスプレすると別人

普段は、大人しく、目立たないようにして、周囲に良い子だと思われるようにしている。家族の前だと、歯に布着せぬ批判が飛び出す

キツメの性格

運動神経は並以下。運動音痴という程ではない

手芸部(コスプレ衣装をつくるため。お金がないので)

アニヲタの姉を持ち、自身は演じるほうに興味を持ち、レイヤーになりたい。ただ将来の職業としてレイヤーや声優を考えてはいない

衣装は四作目

家族構成:父、母、姉、妹

父:普通の会社員

母:短時間のパート

姉:高校2年生

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