第4話

文字数 253文字

登校中、自転車で交差点に差し掛かった。右から左へ通る道路は車が詰まっている。右見て左見てよし発進。すると左から車が急ブレーキ。フロントガラスの向こうには不機嫌そうな血気盛んな青二才。
(おめーがこんな渋滞で見通し悪い中スピード出してくるから、こっちが見た時にはカーブミラーにおめーの車いなかったろ)
悪態を真顔におしこめて、動じることなくその場を去る。初めこそはこっちの負が見えてなくても、次第に進む反省会。あれは音を聞いた時点で止まるべきだったか。そうなるとあのお兄さんにひたすら申し訳ない。


ああ、死にたい
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