第12話

文字数 176文字

お葬式は父の職場の人だけでなく、私の友人も来てくれた。
パパがいなくなったことも悲しいけど、私が1人で辛い思いを抱えていたことが辛いと言って泣いてくれた。
おじさんもおばさんもみんな泣いていた。

灰になった父を見て、父は死んでしまったんだろうなと思った。
辛かった、こんなに辛いことはもうないだろうと思った。
死は心にぽっかりどころではないぼっかりの穴を空けた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み