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文字数 336文字
続いてオレが、バッターボックスに立った。
キャッチャーはチンペイの兄ちゃんのヨッチャンで、これがチンペイ以上に口が悪く、やかましい。
バッターボックスに立つオレに、色んなことを話しかけてくる。
「ヨウイチ、オマエ、ミキと一緒に風呂入りようろう?」
とヨッチャンがからかう。ミキは年子のオレの姉ちゃんだ。
姉ちゃんがいないガキどもは、なぜか姉ちゃんがいるということだけで、うらやましがる。オレには意味がわからないが、こうやって、しょうもないことをいわれて、からかわれるのだ。
「入ってないわ!」
オレがムキになっていう。
「うそいうな、風呂ん中でミキのケツさわりようろうが」
「やかましわ!」
ヨッチャンを無視しようとするが、うるさくて集中できない。
そんなわけで、あえなく三振。
キャッチャーはチンペイの兄ちゃんのヨッチャンで、これがチンペイ以上に口が悪く、やかましい。
バッターボックスに立つオレに、色んなことを話しかけてくる。
「ヨウイチ、オマエ、ミキと一緒に風呂入りようろう?」
とヨッチャンがからかう。ミキは年子のオレの姉ちゃんだ。
姉ちゃんがいないガキどもは、なぜか姉ちゃんがいるということだけで、うらやましがる。オレには意味がわからないが、こうやって、しょうもないことをいわれて、からかわれるのだ。
「入ってないわ!」
オレがムキになっていう。
「うそいうな、風呂ん中でミキのケツさわりようろうが」
「やかましわ!」
ヨッチャンを無視しようとするが、うるさくて集中できない。
そんなわけで、あえなく三振。
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