※津論
文字数 2,000文字
※津論(くそ真面目な話もたまにはする)
才能にあふれたすごい人は、どこか曲がり角がひとつ違う。
昭和生まれで、残りの人生も折り返しの3分の1は行ったと思う自分は平成ミュージシャンについて。
最近の若いもんが聞く音楽はわからん。
と言ってしまったらいつ死んでもおかしくないところにまで来たと、思わなくてはいけないと思っている。
それは音楽だけではないわけで、時代とともに移り変わっていく、漫画(電子の時代、雑誌の新しい形)、小説(売れない、活字離れ)、映画(イケメン全盛期、シネコンの便利さ)、アニメ(デジタル化で楽になったのかと思ったら、とんだ間違いなブラック状態)とか。言ったらキリがない。
2020年には教育にIT、AI、とかが取り入れられ、小学生から英語を学ぶことになっている。
必修プログラムですよ。
教科書、参考書業界はいま、大忙しだと思います。
経済効果もあがるんだろう。プログラミング教材とかロボット作るとか。楽しく英語学ぶためにとか。
親も子も勉強だ。
あらあら、いまの子供達は大変ねぇ〜。
なんて言ったら、時代だけが先に走っていってしまって、取り残される。それはおばあさんらしいおばあさんの姿なのかもしれないが。
それでいいのか?
若かったころの自分がリモコン操作ひとつできないで人任せにするお年寄りを見るたびに。
「どうしてできないんだろ、イライラする」
と、舌打ちまじりだった。
ひどい若者の典型だ。
自分が老人になるとか考えていなかったわけでもなかったが、実感としてそれがなにを意味するのかがわかっていなかった。
その思い上がりのしっぺ返しをしてきたのが……。
※津さん(伏字)である。
平成ミュージシャンのなかでも、平成生まれだけでなく、昭和の人間の心も鷲掴みにしている人だ。
ところが、私は聞き込んだことがなかった。
(ダメだ、一度はちゃんと聞かないと時代に置いていかれる。なんだそれ、米屋か? とか言って町内老人早押しクイズで本気でボケかましてお茶の間の笑い者にされてしまう)
危機感にさいなまれた下降人間である。
脳みそはミジンコでもYouTubeでPV見ればいいことぐらいはわかる。
※津さんのことだってまったく知らないわけではない。ただ、一曲も通しで聴いたことがなかっただけだ。
そういう平成ミュージシャン、結構いる。
聞けよ。
総体的にダメじゃん。
頭カチカチの老人化まっしぐらじゃん。
わからない、ではなく。
そこから時代を読まないと。
というわけで、時代の象徴の一人である※津さんの楽曲を通しで再生することにした。
5曲ほど再生した。
くらいつくように。
今という時を。
日本人が(若者が)流れていく先のひとつを見つめていかないと。
個性的な声質。
なんか、難しい曲調。
踊りながらも歌える人なのか。
なにを歌っているのか。歌詞を把握しないと。
全神経を集中していたら。3曲目から、冷たい汗が噴き出してきた。
(どうしよう、追いつけない)
画面をじっと見つめて追いかけているのに。歌詞が聞き取れないとかそういうことじゃない。
歌詞が言わんとしていることを受け入れる前に、彼は先に行ってしまうのだ。
(理解できないというのではない。させてくれない)
個人の感想であるが、彼の心情をつまもうとすればするほど呼吸が苦しくなっていくのは何故なんだ?
(カラオケで歌いこなせたらカッコイイんだろう。みんな歌ってんだろ?)
息継ぎができないという曲でもない。
なのに息苦しい。
こんな苦しい思いで生きているのか? 平成の人間は。
いや、彼が苦しがっているのか?
息苦しい。
時代に溺れて窒息しそうになって5曲で止めた。
見ればものすごい再生回数で。
(これが、ものすごい勢いで迫ってくるのだから、いまの子供達は大変ねぇ〜)
いや、そうじゃないだろ。ぜんぜん大変じゃないだろ。めっちゃ受け入れているだろ。
私だって、彼が嫌いというわけではない。
嫌いになる理由がない。
人生いつ終わってもおかしくない、いち女性の精神にパニック発作をおこしかけさせた魔力は、彼の30年にも満たない人生のなかで、かなりの魔王を討伐してきたからに違いないし。
それを時代は才能と呼ぶのだから。
彼を追いかけるだけのバイタリティーがなければ、この時代生き残れないのも確かな気はする。
人生終わるまでは、まだまだ、老婆になるわけにはいかない。と思った。
すごいよ、※津さん!
※すべて個人の感想で、楽曲に対して呼吸困難を起こすのは、ミジンコ脳ゆえに理解ができない己の焦りからであって、アーティストは才能の塊です。
才能にあふれたすごい人は、どこか曲がり角がひとつ違う。
昭和生まれで、残りの人生も折り返しの3分の1は行ったと思う自分は平成ミュージシャンについて。
最近の若いもんが聞く音楽はわからん。
と言ってしまったらいつ死んでもおかしくないところにまで来たと、思わなくてはいけないと思っている。
それは音楽だけではないわけで、時代とともに移り変わっていく、漫画(電子の時代、雑誌の新しい形)、小説(売れない、活字離れ)、映画(イケメン全盛期、シネコンの便利さ)、アニメ(デジタル化で楽になったのかと思ったら、とんだ間違いなブラック状態)とか。言ったらキリがない。
2020年には教育にIT、AI、とかが取り入れられ、小学生から英語を学ぶことになっている。
必修プログラムですよ。
教科書、参考書業界はいま、大忙しだと思います。
経済効果もあがるんだろう。プログラミング教材とかロボット作るとか。楽しく英語学ぶためにとか。
親も子も勉強だ。
あらあら、いまの子供達は大変ねぇ〜。
なんて言ったら、時代だけが先に走っていってしまって、取り残される。それはおばあさんらしいおばあさんの姿なのかもしれないが。
それでいいのか?
若かったころの自分がリモコン操作ひとつできないで人任せにするお年寄りを見るたびに。
「どうしてできないんだろ、イライラする」
と、舌打ちまじりだった。
ひどい若者の典型だ。
自分が老人になるとか考えていなかったわけでもなかったが、実感としてそれがなにを意味するのかがわかっていなかった。
その思い上がりのしっぺ返しをしてきたのが……。
※津さん(伏字)である。
平成ミュージシャンのなかでも、平成生まれだけでなく、昭和の人間の心も鷲掴みにしている人だ。
ところが、私は聞き込んだことがなかった。
(ダメだ、一度はちゃんと聞かないと時代に置いていかれる。なんだそれ、米屋か? とか言って町内老人早押しクイズで本気でボケかましてお茶の間の笑い者にされてしまう)
危機感にさいなまれた下降人間である。
脳みそはミジンコでもYouTubeでPV見ればいいことぐらいはわかる。
※津さんのことだってまったく知らないわけではない。ただ、一曲も通しで聴いたことがなかっただけだ。
そういう平成ミュージシャン、結構いる。
聞けよ。
総体的にダメじゃん。
頭カチカチの老人化まっしぐらじゃん。
わからない、ではなく。
そこから時代を読まないと。
というわけで、時代の象徴の一人である※津さんの楽曲を通しで再生することにした。
5曲ほど再生した。
くらいつくように。
今という時を。
日本人が(若者が)流れていく先のひとつを見つめていかないと。
個性的な声質。
なんか、難しい曲調。
踊りながらも歌える人なのか。
なにを歌っているのか。歌詞を把握しないと。
全神経を集中していたら。3曲目から、冷たい汗が噴き出してきた。
(どうしよう、追いつけない)
画面をじっと見つめて追いかけているのに。歌詞が聞き取れないとかそういうことじゃない。
歌詞が言わんとしていることを受け入れる前に、彼は先に行ってしまうのだ。
(理解できないというのではない。させてくれない)
個人の感想であるが、彼の心情をつまもうとすればするほど呼吸が苦しくなっていくのは何故なんだ?
(カラオケで歌いこなせたらカッコイイんだろう。みんな歌ってんだろ?)
息継ぎができないという曲でもない。
なのに息苦しい。
こんな苦しい思いで生きているのか? 平成の人間は。
いや、彼が苦しがっているのか?
息苦しい。
時代に溺れて窒息しそうになって5曲で止めた。
見ればものすごい再生回数で。
(これが、ものすごい勢いで迫ってくるのだから、いまの子供達は大変ねぇ〜)
いや、そうじゃないだろ。ぜんぜん大変じゃないだろ。めっちゃ受け入れているだろ。
私だって、彼が嫌いというわけではない。
嫌いになる理由がない。
人生いつ終わってもおかしくない、いち女性の精神にパニック発作をおこしかけさせた魔力は、彼の30年にも満たない人生のなかで、かなりの魔王を討伐してきたからに違いないし。
それを時代は才能と呼ぶのだから。
彼を追いかけるだけのバイタリティーがなければ、この時代生き残れないのも確かな気はする。
人生終わるまでは、まだまだ、老婆になるわけにはいかない。と思った。
すごいよ、※津さん!
※すべて個人の感想で、楽曲に対して呼吸困難を起こすのは、ミジンコ脳ゆえに理解ができない己の焦りからであって、アーティストは才能の塊です。