27. 迷い子

文字数 150文字

迷い子の様に不安な目をしていた。
いつだって、自分の居場所はここじゃない。
そんな目をして泣くのを耐えていた。
でも、逃げ出せない場所。
逃げ出す事が恥となる場所で、
必死に耐えて時間が過ぎるのを待っていた。

泣けない理由を知っている。
私と同じ目をしていたから。
声1つかけれなかった。
迷い子の様だったのは私の方?
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み