第2話 vo.2

文字数 908文字

ぼくが書く
メルヒェンによって
表現していきたいものは
天国的に生きる
よろこびの部分なんだよね。
メルヒェンのイメージって
既に、ものすごく可愛いくて
美しく調和的なイメージがあると思うんだけど
それは、ぼくからしたら
地上にある奇跡のようなニュアンスだと思えた。

だからぼく自身でも
『天国のメルヒェン』という作品で
チャレンジし、3年懸けて書いております。
(2021年9月10日まで書き続けます)

ルネサンスの画家
ラファエロは作品を通じて
またそのテーマを通じて
画力もそうだけれど
人間としても、磨いていった。
その1線1線を描きながら
心を洗練させ
魂を浄化していき
命の本源であられる
神様との合一を目指していかれました。

やっぱり
類は友呼ぶもので
そのラファエロの作品を愛してたのが
後のドイツロマン派の精華と言われ
メルヒェン作品や詩や様々な断章を残された
ノヴァーリス。

ノヴァーリスの作品『青い花』は
ゲーテが当時流行っていた『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』の詩的な部分やロマン、神秘的な要素の欠落を感じたノヴァーリスが、アンチテーゼをした作品として、一般に知られているけれども(まあ、ノヴァーリスは悲しい宿命でしたけれど、天性の明るさがあったので、アンチテーゼというか、正式に継承しながらジンテーゼしたのでしょう、、)、、

この作品でも
青い花の憧憬を書きながら、成長していく物語なのですが、そういう神秘家の一面(神秘家とは、神様との合一を目指す人々のこと。また、合一し、地上を天国にしていこうと志す人々のこと。)が作者ノヴァーリスには、大きくあったのでしょう。

ぼくが何が言いたいかというとw
ぼくにも神秘家的な一面が色濃くあるのです。
合一を目指すなかで
様々な心境やヒエラルキーを通過し
まあ、謂わば、イニシエーションを体験していくのですが、、

そういったものを
メルヒェンや詩、作品として残しておきたいと
強く、思っております。

神秘家の代表者であられる
イエス・キリストのお言葉を借りるのであれば

「幼子のようになりましょう。そうしたら、天国に行けます」

これが、ぼくのなかのメルヒェンの基盤にも
なっております。

これらを改めて踏まえ
今後も、精進していきまっくす。



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