第4話 後輩と姫野と宴会

文字数 842文字

「・・・あいつは?」
「もうちょっとでくると思いますよ」
「あいつって誰?」
と風堂に聞いた。
「原中小陽(はらなかこはる)だよ、風堂と俺の後輩」
「なるほど、」
「お待たせしました。」
と、原中が来た。
「よう、小陽」
「あら、どうも創、」
「呼び捨てかよ・・・」
「この子は誰ですか?」
「私の名前は姫野破乃というのだ。」
「どうも、」
おいおい、ちょっと待て・・・
どうする創造のこととか言わないといけないよな・・・
ズドーン!
「考えていることなど破壊なのだ!ハハハハハ!」
「・・・そう、創造と破壊ってどういうことだよ」
と風堂からの質問だ。
これまでの事情を説明した。
「なるほど・・・いや創造って食べ物とかも出てくるのか?」
「そうだよ、でこいつは」
「破壊神なのだ!破壊しまくるのだ!」
と笑っていた。
「第一、それはホントなのですか?」
「試しに・・・じゃあチキンを創造してやるぜ」
・・・・
ズバーーーー
とチキンが出てきた。
「・・・マジ・・・」
「ホントだったのですか・・・」
驚きの二人。
「そんなものはおらっ!」
とチキンが消えた。
「これが破壊の力・・・」
「まぁまぁ、そんなこと言わず花見しようぜ!」
四月・・・桜は綺麗に咲いていた。
「・・・いやぁ、そろそろ彼女も欲しいなあ」
「えっ?」
風堂の言葉に驚いた。
「・・・彼女っていう・・・のが・・・」
「お前、青春とかしたことな・・・」
「それはシーだ。」
と言った。
「おいしいのだ、チキンは」
「そうですね、」
「小陽!」
「いきなり呼び捨てですか?なんですか?」
「もっと敬語など使うんじゃなくてため口でいくのだ!」
「えっ?・・・そうでしょうか・・・」
「そういうところなのだ、ではやってみるのだ」
と始まった。敬語ノーゲーム。
「・・桜は美しいな、またこれたらいいな」
「だな・・・ヒキニートだったし、全然見てないからまた来たいのだ」
その頃、風堂は、
「よっしゃあ!鬼ごっこだ」
「鬼ごっこ?おいおい子供の遊び・・・」
「いいのだ、やるのだ!」
鬼ごっこ・・・ガチでやるのか・・・

次回 鬼ごっこと創と虫たち
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登場人物紹介

嶋田 創(しまだはじめ)26歳。血液型O型 身長175㎝ 体重62kg

会社員。現在は勲ことおじいちゃんのもとで暮らしている。ほとんど会社へ行っていない。

家族思い。そして創造神アトゥムから「創造」という力を貰った。創造すると100%想像したものが出てくるようになった。

嶋田 勲(しまだいさお)75歳、血液型AB型 身長156㎝ 体重50㎏

創を5歳から育てているおじいちゃん。創のことならなんでも知っている。

創の曾祖父が会社を経営しており豪邸を手に入れた。(現在は破綻)

75ながらも側転ができるそうだ。

姫野 破乃(ひめのはの)24歳 血液型? 身長168㎝ 体重52㎏

元々箱入り娘だったが、破壊神シヴァに「破壊」という能力を持たされた。

住む家などもないため嶋田の家に同居している。

友達思いである。

風堂 武光(ふうどうたけみつ)26歳、血液型A型 身長178㎝ 体重64㎏

嶋田の会社の同僚。やたらと家に訪問してくるめっちゃ困るやつだが親身に相談に乗ってくれる人。

嶋田のことはちょっとやばいやつと思っているらしい。


原中 小陽(はらなかこはる)25歳 血液型B型 身長162㎝ 体重51㎏

嶋田の後輩。クールな性格でマイペースを持つ社員。よく嶋田の物事には付き合わされる人。

破乃とは仲が良いらしい。

創造神アトゥム 血液型? 身長? 体重? 

嶋田の家の鯉なのだが、実は創造神アトゥムである。700年近く生きている。

創に「創造」という能力を預けた。

破壊神シヴァ 血液型? 身長? 体重?

雲の上にいる破壊神。姫野に「破壊」という能力を預けた。

アトゥムとは夫関係になる。500年近く生きているらしい。

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