昔の記憶が蘇る

文字数 1,044文字

こんにちは
毎日 あっついなぁ~( ¨̮ )

先日 シェイカーを振る機会があって
久々にカクテルをお客様に提供した

当時、振り方は、友達みたいに仲良くしてくれた先輩に教わった サービスにはとても厳しかった 陰で私は泣いた 必死について行った。でも うらはらに 面倒もよく見てくれて 仕事以外の時は家によんでくれて みんなで焼肉パーティーをしたり ボーリングをしにいったり ダーツをしたり 花火をしたり 私の結婚式にも来てくれた 私の青春だった。

私は、振るのは上手ではないのだけれど、
同業者にその振り方を見せて「違うよ、へんだよ」と言われたり、また1から違う振り方を教わって 今の自分の振る感覚が少しでも崩れてしまうのは 先輩との思い出も崩れてしまいそうで なんとなく嫌で 今の自分の振り方をもう変えたくはなくて、やる機会なんて滅多にないけど、自分がシェイカーを振れることは 普段口にしていない


40代の男の人で、
はじめは「お酒飲めないんです」と言っていたから「ノンアルカクテルにしますか?できますよ」と私言ってみたら サァーと私の前からいなくなったの。

そしてしばらくしたらまた現れて
「これください」って

私「あれ?戻ってきてくれたんですね。さっきお酒飲めないって言ってたから、そしたら 弱めで作りますね」

マイタイが飲みたいと言うので
ラム少なめとパインjuiceとオレンジjuiceとレモンjuiceを入れて 振ってみた

少し前から振る感覚を思い出そうと ちょこっと練習していたから 振れた

う~ん やっぱこの音すきだなぁ 小気味よくって 周りのボヤーっとした空気までシェイクして 幸せ空気に変えちゃえって気持ちになる

お待たせしました汗ありがとうございました

そのお客様が 静かにそっと 1口飲むと
美味しいと言ってくれて
またまたすっごく嬉しくて

「弱めに作ってありますから」と
「安心してください、履いてますよ」みたいな
お笑いの とにかく明るい安村 みたくそんな感じで 私は言葉を添えた


そこから ラムよわよわマイタイを
3回もおかわりしてくれた


お味が気に入って貰えたようで、材料とシェイカーも購入して 家でやってみると 仰っていました


そんなに 喜んでもらえて
私は昔の記憶も蘇り
シェイカーを振る楽しさ
お客様とのやり取り
私も久々に嬉しい気持ちになれました

神様 またシェイカーを振る機会を与えてくれて
ありがとうございました

カクテルグラスを片手に
嬉しそうにお話している
あのお客様の笑顔を 忘れることができない
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