第１話

学生の頃、同級生の男子にいじめられていた柚葉(ゆずは)の今は人気モデル。

そんな人気モデル柚葉の前に柚葉をいじめていた3人の男が現れた。

「……」

柚葉は驚いた顔で立ち尽くした。

女性マネージャーが声をかけた。

「柚葉、どうしたの？」

「何でもないです」

そう口にすると柚葉はマネージャーの車の助手席に乗り込みドアを閉めた。

マネージャーが運転席に乗り込みドアを閉め車を走らせると柚葉は立って見ている3人の男性を見つめた。

それから暫くしてマネージャーが運転する車が柚葉の家の前に着くと柚葉が口を開いた。

「お疲れ様でした」

「柚葉、明日は休みだからゆっくり休んで」

「はい」

「月曜日、朝10時に迎えに行くから」

「わかりました」

助手席からおりると柚葉はドアを閉めマネージャーの車を見送った。

その後、柚葉が家のドアに近づき中に入ろうとしたその時、3人の男性が現れた。

「柚葉がモデルしてるなんて驚いたよ」

「……」

柚葉は振り返り近づいてくる3人の男性に驚いた。

「どうしてここに」

「中で話をしょうか」

3人の男性は柚葉と共に家の中に入りドアを閉め鍵をかけた。

「園真(そのま)、三郎(さぶろう)、剛史(つよし)、俺に何かしたら警察に電話する」

柚葉がそう口にすると園真が突然、柚葉を押し倒し覆い被さった。

「……」

「……」

じっと見つめる柚葉の唇を園真はむりやり奪った。

三郎と剛史は突然の出来事に驚いた。

園真は唇を離し覆い被さりながら柚葉を見つめ口を開いた。

「学生の頃のお前はブサイクだったのに今のお前は美しい」

「園真…」

「……」

園真は玄関先で三郎と剛史が見ている前で柚葉の下半身を裸にし身体を重ねた。

「園真…やめて…」

涙を流しながら柚葉はむりやり園真に行為をされ続けその後、気を失った。

満足げな顔で園真は柚葉から離れ立ち上がると下着のパンツとズボンを穿き三郎と剛史に向かって口を開いた。

「お前らもやりたかったらやっても良いぞ」

園真がドアを開き出ていくと三郎と剛史も出ていきドアはゆっくりと閉まった。

その時、頭に鬼の角が生えた黒い髪に赤い瞳に黒いスーツ姿の男性が現れた。

「柚葉」

男性は柚葉の足から靴を脱がせお姫様抱っこするとそのまま寝室に向かった。

その後、男性は柚葉をベッドに寝かせ魔法で全裸にし赤いドレス着物を着せた。

「柚葉」

柚葉の頬に触れその後、顔を見つめるとゆっくり顔を近づけ唇を重ねた。

「……」

「……」

柚葉が目を覚ますと男性は唇を離し柚葉と男性は見つめ合った。

柚葉は身体を起こし自分の服装に驚き男性を見つめた。

「誰？」

「柚葉、迎えに来た」

「どうして俺の名前を」

「柚葉、俺と一緒に鬼の国に行こう」

「鬼の国？」

「柚葉」

「……」

男性が触れようと手を伸ばしたその時、柚葉は「やめて」と言って怯えた。

男性は柚葉を優しく抱きしめた。

「俺の名はブライト、落ち着くまで俺の中で眠っていろ」

「……」

ブライトに優しく抱きしめられ柚葉は落ち着きブライトの腕の中で眠りについた。