第4話

文字数 1,172文字

ブライトと人混みの中を歩いていた柚葉はファンの人達に見つかり囲まれた。

「柚葉さん、握手してください」

「一緒に写真を撮ってください」

「今はプライベートだから」

女性達や男性達の言葉に柚葉が困っているとブライトが柚葉をお姫様抱っこし口を開いた。

「柚葉は俺とデート中だ邪魔をするな」

そう口にするとブライトは柚葉をお姫様抱っこしたまま歩き出し女性達や男性達は驚いた顔で見つめた。

「ブライトさん、恥ずかしいからおろしてください」

行き交う人々の視線を感じながら柚葉が口にするとブライトが口を開いた。

「見せつけてやれば良い」

「ブライトさん」

ブライトにお姫様抱っこされながら柚葉はうつ向いた。

それから暫くしてブライトは人気のない森林の出入り口の前で止まり柚葉をおろした。

「ここならゆっくり過ごせる」

「森林の中に入りたくないです」

「なぜ?」

「虫がいるから」

「可愛い奴だ」

「男に可愛いなんて言わないでください」

「これならどうだ」

ブライトは魔法で森林を虫がいないバラ園に変えた。

「凄い…」

柚葉は驚いた顔で見つめた。

「柚葉、行こう」

ブライトは柚葉の手を握りバラ園の中に入っていった。

それから暫くしてブライトと柚葉は立ち止まり赤いバラを見つめた。

「バラの花言葉、知ってるか?」

「知らないです」

柚葉がそう口にするとブライトは柚葉の手を握りながら口にした。

「あなたのことが大好きです」

「え…」

柚葉はブライトを見つめた。

ブライトも柚葉を見つめた。

「……」

「……」

柚葉とブライトは見つめ合った。

ブライトは柚葉の手から手を離し帽子を脱ぎ捨てると柚葉に向かってひざまついた。

柚葉は驚いた。

「……」

「柚葉、俺はお前を愛してる」

「……」

「……」

ブライトは立ち上がり口を開いた。

「俺の質問に答えてくれ」

「はい」

「柚葉とキスしたい」

「え…」

「柚葉と交わりたい」

「……」

「答えてくれ」

「答えてくれって……」

柚葉は返事に困り背を向け小さな声で口にした。

「交わるって…行為をするってことだよな…」

想像し柚葉のドキドキは高鳴った。

ブライトは背後から柚葉を抱きしめた。

柚葉のドキドキは激しく高鳴った。

そして柚葉はブライトに振り向かされ見つめられた。

「……」

柚葉はドキドキしながら顔をそらした。

「……」

ブライトはそらしている柚葉の顔を自分の方に向かせ唇を重ねた。

柚葉は抵抗せずブライトのキスを受け入れたままブライトに身体を倒され覆い被された。

「……」

「……」

柚葉とブライトは見つめ合いその後、柚葉はブライトに衣服を全て脱がされ全裸にされた。

「…ブライトさん…」

頬を赤らめながら柚葉が見つめるとブライトが口を開いた。

「柚葉、愛してる」

「……」

柚葉はブライトの行為を抵抗せず受け入れ続けた。

それから暫くして柚葉が気を失うとブライトは立ち上がり柚葉の全裸姿の身体に赤いドレス着物を着せブライトはバラ園を歩いた。
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