第３２話：熊本地震、釣、やまゆり事件、爆買い、テロ

　これには熊本県民も落胆した。その後、夏になると夕食を終え２０時半、エスティマに宇佐時彦は、息子の一郎との隣の玉川さん２人の４人をエスティマに乗せ出かけた。そして、静浦漁港、多比港、多比港新護岸、釣り桟橋の獅子浜突堤へ行きた。

　春はイワシ、小アジ、イサキが釣れ、その他の季節には、アジ、イナダ、クロダイ。アオリイカ、金目鯛と魚種が豊富である。こうして多くの魚を冷凍して、魚に不自由することはなくなった。さらに美味い酒の肴として刺身が、最高であった。

　そのため、ついつい飲み過ぎてしまうという贅沢な事を言い始めた。２２時、家に戻ると、女たちが、鱗をはがし、すぐ食べる分以外は、冷凍室に入れる。夏を迎え毎日のように早朝、散歩をした。その後、家に帰り、シャワーを浴びて、朝食を食べるのが日課となった。

　この周辺は高原地域で、日が落ちれば、涼しい。７月２６日、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」にナイフを持った男が侵入。９～７０歳の入所者男女１９人を殺害、２７人に重軽傷を負わせた。神奈川県警は殺人などの容疑で元職員植松聖容疑者を逮捕。

　２０１６年１１月９日、昼食後、１２時半、インターネットでＳＰＤＲ、Ｓ＆Ｐ５００ＥＴＦの株価を見ると、多くの売りが出て急降下し始めた。それをじっくり見て、２０８００円で３千株買い、６２４０万円で買い残金が、２７１０万円となった。

　玉川さんから２千万円の返却があり宇佐時彦の残高が、４７１０万円になった。パリ郊外で２０１６年１１月３０日から開かれた国連気候変動枠組み条約第２１回締約国会議「ＣＯＰ２１」は、２０２０年以降の地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」を採択した。

　新枠組みの合意は現行の枠組みである京都議定書以来、１８年ぶり。京都議定書が、先進国だけに温室効果ガスの削減義務を課した。しかし、パリ協定は、途上国を含む全締約国に温室ガス削減目標の提出や５年ごとの見直しを義務付ける。

　ＣＯＰ２１では、初日に安倍晋三首相、オバマ米大統領、習近平中国国家主席ら約１５０カ国の首脳が参加する会合を開き、温暖化対策への決意を確認。協定には、産業革命前からの世界の平均気温の上昇幅を２度未満に抑えるのを目標とした、

　そして１.５度未満にするよう努力目標とした。２０１５年の訪日外国人旅行消費額は、前年比７１.５％増となる、３兆４７７１億円に大きく伸びたこと。訪日外国人旅行者数が前年「１３４１万人」比で４７％増となる１９７４万人と大きく伸びた。

　一人あたりの旅行支出も１７万６千円と前年「１５万円に比べて１７％増加した結果、訪日外国人全体の旅行消費額は大幅に増加した。中国をはじめとする東アジアからの観光客による「爆買い」はいまだ健在のようだ。

　百貨店や量販店などの小売業界は中国人観光客の消費を取り込もうと努力しているが、民泊においても中国人をターゲットにした取り組みは大きな効果が見込めそうだ。外国人の日本訪問者数が、増えた理由は、クルーズ船によるものが大きい。

　２０１３年１７万人、２０１４年４２万人、２０１５年１１２万人、２０１４～１５年では、約２７０％になっている。また、その爆買いの影響は、中国から近い観光地、沖縄、九州、中国地方が、特に多い。しかし中国は、共産主義のため政府の意向で、大きな影響を受ける。

　この頃、宇佐時彦は、英語の勉強をかねてインターネットを通じて世界のニュースを積極的に見る様になった。２０１７年１月１日、イスタンブールのナイトクラブ「レイナ」現地時間１時半「日本時間７時半」サンタクロースの格好をした男が、銃を乱射した。

　その結果、少なくとも３９人が死亡６９人が負傷した。長距離狙撃銃を持ったテロリストが、ただ新年を祝い、楽しい時間を過ごそうとしていた罪のない人々に向けて、銃弾を撃ち込むという残酷で野蛮な行為をしたとその地区の知事が発表した。

　事件当時、ナイトクラブには最大７００人がいたとみられる。一部の客は銃撃を逃れるため水の中に飛び込んだという。トルコのドアン通信は目撃者の話として。実行犯が、アラビア語を喋っていたと報じた。

　当時、イスタンブールでは、最近、相次いでいるテロ事件を受け、すでに厳しい警戒体制が敷かれた。そして、約１万７千人の警官が巡回に当たっていた。攻撃の多くは、過激派組織のいわゆる「イスラム国」か、クルド系武装組織によるもの見られる。