第18話:寺島敬吾が、ダウンし、宇佐が応援

文字数 1,753文字

 宇佐律子が、奥さんも子供を作れないわねと言うと、そうなんだよと言い、実は、それが一番の悩みの種なのだと語った。話を聞いていた、宇佐時彦が、話を変えて悪いが、俺は、寺島にお礼を言わないといけないんだと言い、株投資で、本当に助かった。

 おかげさまで資産ができたと寺島に握手を求めた。そういえば、証券会社の担当者が、宇佐さんは、話の理解が早いと褒めていたと打ち明けた。自分の言うとおりに動いてくれたので投資に成功したと褒めていたと告げた。

 その後、22時近くなり、忘年会もお開きの時間となり、みんなが、お互いに元気でねと言った。そして、良いお年をと言いながら、会場を後に、帰路についた。そうして2009年となった。そして、1月8日、早朝、寺島敬吾から宇佐時彦に電話が入った。

 風邪で体調崩しているので、開業先へ来て欲しいと言われ、寺島は、会社に風邪で休むと連絡して宇佐医院へ行くと奥さんの寺島清美が、困った顔そしていた。それを見て寺島が、宇佐にどうしたら良い聞くと大学の医局に電話してと告げた。

 すると宇佐清美が、大学の医局に電話をかけた。宇佐の状況を説明して手のあいてる研修医に来てくれる様に上手に交渉してと言われた。電話が通じて、寺島清美さんが、寺島敬吾さんが風邪でダウンして大変なのと話した。その後、宇佐が、医局の人と電話で応援を依頼。

 すると、研修医2人を1月10日の土曜まで派遣すると言われた。その結果を寝ていた寺島敬吾に伝えると手でOKサインを出した。その後、寺島清美さんは、開業の支度を始めると言い、診察へ入った。約40分後、7時40分頃、2人の若者が、寺島医院に入ってきた。

 そして、内科医局から派遣された鮫島と豊洲ですと2人の若い男性が挨拶した。直ぐに白衣に着替えた。すると、寺島清美さんが、こちらへと言い、診察室に入った。そして、一人が、診察の中で診察し、もう一人は、患者さんを一人ひとりを問診し問診表に記入してと言った。

 ちなみに、問診とは、医師が診断の手がかりを得るために患者に直接、現在の自覚症状や既往歴、内服薬、家族歴、アレルギー歴、渡航歴などを聞くことである。聞いた情報を書きこんだ問診表を医師が見れば、迅速に薬を決めたり行動上の指導ができる。

 そのため診察の効率が上がり数多くの患者さんを診察して薬を処方できる様になる。それを聞き、豊洲先生が問診の係をすると申し出てくれ鮫島先生と寺島清美先生の2人が、診察することになった。それを看護婦2人と事務の2人に伝えて8時から診察開始となった。

 その後、忙しくなると豊洲先生が、悪いけど患者さんに聞いて君も問診表を作成して欲しいと言われ記入事項を聞いて書くのですねと確認した。宇佐は、できるかどうか不安であったが、とにかく、ここに書いてあることを聞いて書けば、良いのだろうと言い仕事を開始した。

 最初、鳥羽どったが、やがて慣れてきて、問診表を次々に完成し、診察室の先生に事務員が、持って入った。とにかく、懸命に宇佐は、与えられた仕事こなしていき、途中で、事務員が、飲み物を手渡してくれた。そして13時には、午前の外来を終了した。

 寺島敬吾は、一番奥の部屋のベッドで、爆睡していた。それを見て、奥さんの清美さんが、このまま寝かしておきましょうと言った。そして、事務員が、お昼を買ってきますと言い、注文をとって出て行った。少しして帰って来て、お弁当を手渡した。

 そして、14時半に医院を空けて15時から19時まで診療ですと告げた。宇佐は、昼食を食べて、少し、外の空気を吸ってくると言い外に出て、14時過ぎに戻ってきた。その時、寺島清美さんが、お陰様で、寺島敬吾は、良く寝て、熱が、少し下がった様ですと、お礼を言った。

 しかし、宇佐は、寝ている寺島に会わず、午後の仕事に入った。再び患者さんの状況を聞き、その情報を問診表に書き続けた。忙しい時と言うのは、時の経つのが早く、少し疲れたと思うと18時過ぎていた。そして18時半で、受付終了となりやがて最後の患者さんとなった。

 19時10分に診察が終了した。すると一番奥の部屋のドアが、あいて寺島敬吾が出てきた。そして、宇佐に、ありがとう、本当に助かったよと言った。そして、2人の研修医に話をした。
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