第17話 関川村のコシヒカリ

文字数 1,199文字

 ごはん好きの私は、地元でも旅先でも、お米屋さんを覗くのが好きです。個人店でなくとも産直や道の駅、スーパーなど、「お米コーナー」があるところは必ずチェックしちゃいます。

 新潟県北部の関川村にお邪魔したことがありました。あるTVドラマとある映画のロケで使われた豪農のお屋敷を見学したく思い、馳せ参じたのでした。
 関川村は「清流・荒川」の恵みに浴する土地で、「新潟産ブランドコシヒカリ」の三大産地の一つ、「岩船産コシヒカリ」の産地に含まれるそうで。「お屋敷見学のついで」……といったらウソになりますので白状しておきます。関川産のお米を手に入れることも、その旅のメインテーマの一つでした!

 ロマンも大事、食い気もまた、大事なのです!

 お屋敷探訪を終え、すぐ近くの道の駅へ(いつものパターンですみません)。一直線に目指すは、大好き産直コーナー。遠目から見ても、「お米ゾーン」が充実しているのが分かりました。「こいつぁ期待しちまうねぇ~♪」とニヤつく私。周囲の方々、キモくてごめんなさい。そんなにアブナイ人でもないので安心してくださいな(笑)。
 「お米ゾーン」を見ての感想。それは、「一途にコシヒカリであるなぁ」ということ。そういえば、新潟県内の大きなスーパーなどでも、お米コーナーで取り揃えるは「コシヒカリ」を始めとした「新潟産米」のみ、というお店が多いような……

 プライドをもって「コシヒカリ」一択!そして新潟米と一蓮托生!
 
 そんな新潟の方たちのハードコア魂を、しっかりと受け止めましたよ。

 そのときに私が求めたのは、関川村のある農家さんの特別栽培コシヒカリでした。
 帰宅してさっそく実食。
 炊飯時からすでにいい香りが!期待度が高まります。
 そして炊き上がった炊飯器の蓋を、オープン♪
 「おお!お米の粒が大きい!」こりゃいいぞ!ソッコーでお茶碗によそって、いざ、参らん!
 
 ほぁぁぁぁああ……

 お米の豊かな風味が鼻に抜け、たっぷりな「お米の味」が私の味覚を完全掌握する勢いで攻めてきます(笑)そして思わず唸る、粒感と粘り。それらがとてもしっかりと感じられて、もうホントに感動してしまいました。うまい!噛めば噛むほど「お米の味」が溢れ出す、そんな感じです。箸が止まらず、3膳目まで白飯だけでいただいてしまいました(笑)。今まで食べたコシヒカリの中で、文句なく一等賞。3㎏袋なんて、もちろんすぐになくなってしまいましたよ……

 地元の米がうまい……実に結構なことと思います。新潟、素敵です!「コシヒカリ」以外にも「こしいぶき」とか「つきあかり」、「新之助」とかの品種もいただきましたが、それぞれ味のキャラクターは違えど美味しかったです。新潟のお米にハマりつつある今日この頃です。

 お米農家の方々には感謝しかありませぬ。皆さんのおかげで私は生きておりますよ。いつもありがとうございます。
 
 ごちそうさまでした。
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