弐・俺たち、キリスト戦隊!バイブルジャー!
文字数 1,731文字
2.俺たち、キリスト戦隊・バイブルジャー!
「NOOOOOそんな、だっさい名前、死んでもいやです!」
「そうよ!もっとかわいい名前、いくらでもあるでしょ!」
「そんな戦隊に入ったら、お父様がなんというか・・・。お嫁にもいけなくなります!」
「僕は、武闘よりペンの力を信じています!戦うなんて、野蛮すぎる!」
「・・・なんで君たち、突っ込みどころソコというか、こんな荒唐無稽な話を受け入れてんの・・・」
「ふっふっふ、残念ながら、君たちに拒否権はない。なぜなら・・・」
「神学レポートや家庭訪問・・・」
「親への聞き取り調査・・・」
「教会員への聞き取り調査・・・」
「さまざまな調査を経て手に入れたこの・・・」
「全員の黒歴史のブツを、われわれは手にしているからだ!」
「「「「「ひぃいいいいいいいい!!!」」」」」
「と、とりあえず、僕は、話を、もう少し、きいても、いいいと、思います。」
「ええ、わたくしも、お父様には、うまくごまかせるかもしれませんし・・・」
「せt、せんせい、その、ヒント!ヒントを!小学生のときのですか?それとも中学の??」
「オレ、ニホンゴ、ワッカリませーん。黒歴史って、ナンデすかー?あ!やめて!チラ見させないで!わ、わかりましたからぁああ!」
お、恐ろしすぎる・・・!
こっ、これがお前らのやり方か―!(泣)
仕方なく、簀巻きにされている四人とひそひそ話し合い。
「ええと、全員で協議した結果、いつか取り返すまで、いえ、俺たちは喜んで、その、拝命をいたします・・・」
「うんうん。君たち、優秀な生徒たちなら、きっとわかってくれると信じとったよ。
悪を倒すため、ぜひ、精進してくれたまえ。」
「先生たちが悪じゃないんですか?」
と、いうわけで。
俺たち五人は、『キリスト戦隊・バイブルジャー』となった。
今日のところは自己紹介で解散といわれたが。
「ねぇ、なんなの?このブ厚い『戦隊のしおり』って。」
「一番後ろに全員の緊急連絡先が書いてあるとか、この時代になに考えているんだ・・・」
「しかも、『呼び出しには必ず応じるように。連絡は追ってする』とか、意味深すぎて恐ろしいですわ・・・」
「はぁー、まぁ、こうなったからには仕方ない。とりあえず、先生のいうとおりに動いて、様子を見よう。」
「しかしこの・・・ダサいリストバンドは・・・!オレの美意識に反しすぎている・・・!」
そう、俺たちの手首には、リストバンドーが付けられている。
アップルウォッチならまだ我慢できるのに。
「この画面の待ち受け?が羊と十字架で更にダサい・・・」
「まぁ、気を取り直して、自己紹介をするぞ・・・
俺は、中井一郎。神学科の一年生だ。・・・お前は、確か、隣のクラスの・・・」
と、隣の席のイケメン?男子に話しかける。
「ああ、オレも、お前のこと見た気がしたんだ・・・
オレは北見優二、ユージって呼んで・・・ホワーイ?なんで、笑うんだ?」
「あはは、あなた、あの有名なルーさんね!やたらと英語をはさむから大柴か!って有名な!」
「失礼だな!オレはあんなうさんくさいのと違って、ずっと海外暮らしだった帰国子女だぞ!英語がぽろぽろでてくるのは仕方ないだろう!」
「ふふ、そんなの知らなかったしー、残念なイケメンって、有名だよ?
あ、私は、南 三奈! 苗字は好きじゃないので、ミナって呼んでね!
私はこの、ルーさんの隣のクラスね!」
と、元気に言ったのは今風なオシャレ女子だ。
俺のまわりにこんなかわいい子いなかったから、少し緊張するような。
「わたくしは、そのとなりのクラスの、東山四季です。よろしくお願いいたします・・・」
と、頭を下げたのは、ミナさんとは違った感じの清楚~な美人。
大人びてみえたけど、同い年のようなことをさっき言ってた。
「そして、その隣のクラスの西田健五だ。よろしく。」
不機嫌そうに、眼鏡を押し合上げた。
・・・雰囲気からして、かなり頭がよさそうだな。
この五人でこれから・・・。
ば、バイブルジャーを名乗って活躍するわけか・・・。
「というか、実際、何をするんだ?」
「「「「さぁ?」」」」
「NOOOOOそんな、だっさい名前、死んでもいやです!」
「そうよ!もっとかわいい名前、いくらでもあるでしょ!」
「そんな戦隊に入ったら、お父様がなんというか・・・。お嫁にもいけなくなります!」
「僕は、武闘よりペンの力を信じています!戦うなんて、野蛮すぎる!」
「・・・なんで君たち、突っ込みどころソコというか、こんな荒唐無稽な話を受け入れてんの・・・」
「ふっふっふ、残念ながら、君たちに拒否権はない。なぜなら・・・」
「神学レポートや家庭訪問・・・」
「親への聞き取り調査・・・」
「教会員への聞き取り調査・・・」
「さまざまな調査を経て手に入れたこの・・・」
「全員の黒歴史のブツを、われわれは手にしているからだ!」
「「「「「ひぃいいいいいいいい!!!」」」」」
「と、とりあえず、僕は、話を、もう少し、きいても、いいいと、思います。」
「ええ、わたくしも、お父様には、うまくごまかせるかもしれませんし・・・」
「せt、せんせい、その、ヒント!ヒントを!小学生のときのですか?それとも中学の??」
「オレ、ニホンゴ、ワッカリませーん。黒歴史って、ナンデすかー?あ!やめて!チラ見させないで!わ、わかりましたからぁああ!」
お、恐ろしすぎる・・・!
こっ、これがお前らのやり方か―!(泣)
仕方なく、簀巻きにされている四人とひそひそ話し合い。
「ええと、全員で協議した結果、いつか取り返すまで、いえ、俺たちは喜んで、その、拝命をいたします・・・」
「うんうん。君たち、優秀な生徒たちなら、きっとわかってくれると信じとったよ。
悪を倒すため、ぜひ、精進してくれたまえ。」
「先生たちが悪じゃないんですか?」
と、いうわけで。
俺たち五人は、『キリスト戦隊・バイブルジャー』となった。
今日のところは自己紹介で解散といわれたが。
「ねぇ、なんなの?このブ厚い『戦隊のしおり』って。」
「一番後ろに全員の緊急連絡先が書いてあるとか、この時代になに考えているんだ・・・」
「しかも、『呼び出しには必ず応じるように。連絡は追ってする』とか、意味深すぎて恐ろしいですわ・・・」
「はぁー、まぁ、こうなったからには仕方ない。とりあえず、先生のいうとおりに動いて、様子を見よう。」
「しかしこの・・・ダサいリストバンドは・・・!オレの美意識に反しすぎている・・・!」
そう、俺たちの手首には、リストバンドーが付けられている。
アップルウォッチならまだ我慢できるのに。
「この画面の待ち受け?が羊と十字架で更にダサい・・・」
「まぁ、気を取り直して、自己紹介をするぞ・・・
俺は、中井一郎。神学科の一年生だ。・・・お前は、確か、隣のクラスの・・・」
と、隣の席のイケメン?男子に話しかける。
「ああ、オレも、お前のこと見た気がしたんだ・・・
オレは北見優二、ユージって呼んで・・・ホワーイ?なんで、笑うんだ?」
「あはは、あなた、あの有名なルーさんね!やたらと英語をはさむから大柴か!って有名な!」
「失礼だな!オレはあんなうさんくさいのと違って、ずっと海外暮らしだった帰国子女だぞ!英語がぽろぽろでてくるのは仕方ないだろう!」
「ふふ、そんなの知らなかったしー、残念なイケメンって、有名だよ?
あ、私は、南 三奈! 苗字は好きじゃないので、ミナって呼んでね!
私はこの、ルーさんの隣のクラスね!」
と、元気に言ったのは今風なオシャレ女子だ。
俺のまわりにこんなかわいい子いなかったから、少し緊張するような。
「わたくしは、そのとなりのクラスの、東山四季です。よろしくお願いいたします・・・」
と、頭を下げたのは、ミナさんとは違った感じの清楚~な美人。
大人びてみえたけど、同い年のようなことをさっき言ってた。
「そして、その隣のクラスの西田健五だ。よろしく。」
不機嫌そうに、眼鏡を押し合上げた。
・・・雰囲気からして、かなり頭がよさそうだな。
この五人でこれから・・・。
ば、バイブルジャーを名乗って活躍するわけか・・・。
「というか、実際、何をするんだ?」
「「「「さぁ?」」」」