6_ファイナルアンサー
文字数 829文字
ぎゃああああああああ!
……ってあれ?
次の瞬間、密猟者達は丸腰でギャラクティガード本部の職員に取り囲まれていた。
ザンソー密猟団、罪状は分かっているな?
現行犯で逮捕する!
消し飛ばしたものは個別に再構成され、別々の空間に転送されたのだった。
見慣れた自分の部屋の天井。
そしてその手前には憎たらしいガイナーの偽乳が揺れていた。
どうやらガイナーに膝枕されているようだ。
――コンコン。
ガイナーに習って深々と頭を下げ、胸筋をピクピクさせながら入室するゼロ吉。
ピチピチの魔法少女姿を披露するゼロ吉。
プツプツと再び蕁麻疹を発症するナナ。
「魔法少女のお姉ちゃんがね、悪い宇宙人をやっつけてくれたの!」
「無事保護された少女達は口を揃えて証言しており、警察は不審人物との関連を……」
中二病同士の抗争かしら? 世の中も物騒になったわねぇ。
ナナも早く治るといいけど……。
管理人室でニュースを見ていた叔母は姪の行く末を案じた。