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ロムの選択
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3 喪失
文字数 175文字
暑い季節でないものの火葬まで日数があるので、ロムの死んだ翌朝ドライアイスを買いに行き、バスケットに横たわるロムの脇に詰め、職場に出かけた。
その日の夕方、仕事から帰ってくると、妻は朝出かけたときと同じように、ロムのそばに座っていた。
日に日に冷たく、硬くなっていくロムの姿を見て、私も妻も、一刻も早くロムを火葬してあげたいと思うようになっていた。
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4 火葬
ロムの選択
三﨑和紀
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3 喪失
4 火葬
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