たまこんぶと夏(雷について)

文字数 806文字

やっと秋らしい気温で過ごしやすい毎日となりました。
私は高校生までは、夏休みがあったので夏は好きでした。
大人になってからようやく、夏は雷の季節と気付いて以来、嫌いになりました。
今年はとくに、いや、毎年、雷の時期はダメなのです。
活動停止してしまうのです。
なんかひどい雷とか、増えた気がします。
気のせいであって欲しいです。
落雷で一瞬停電するとか、私の精神は死にます。
とにかく、遠くだろうかゴロゴロ…という音だけでダメなのです。
外には出れません。
寝室に引きこもって毛布被って震えています。
夏じゃなくても、たしか、今年の五月ごろもゴロゴロ…が聞こえてきて、その中で外出しなきゃいけなかった時は、安全な建物、安全な建物…と、辺りをキョロキョロしながら歩いてました。
私の家から駅まで、大きな公園があるので、公園は危険、長い道路、建物無い!と思いながら、あそこまで走る…と考えながら移動して、恐怖の中、歩いていました。
十年住んでいたアパートでも、ものすごい音の雷が聞こえて、それ以外、我が家で飼っている猫が、雷嫌いになり、私と一緒に寝室へ引きこもるようになりました。
雷は別に…とか、平気な方がいますが、雷で命を落とす方も、いない訳ではないので、雷の時は、なるべく安全な場所へ避難するのが一番だと思います。
後、私はこの夏で雷という字を読んだり、聞いたりする事がストレスになりました。
立て続けに読んでいた小説に「雷」「雷」「雷」「雷」と、読む本が違っても書いてあったからです。
自分の小説にも、その字を書いた形跡があり、消しました。
雷怖い人は、私の他にもいると思いますが、とにかく怖い物は克服できないのです。
大人しく震えているしか出来ないのです。
ようやくそういう時期が終わり、少しずつ安心を取り戻した今でも、過去の事を思い出すたびに、なんか嫌な気分になり、あぁ、トラウマになっているなぁと、思います。



一杯、書いた…。
あぁ、この字嫌い。
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