第12話 三角関係と誓い
文字数 776文字
千晴とは連絡がつかないまま、一日が終わった。
誤解されちゃったよ……。
翌朝。
満里奈からの連絡を、丸一日無視した。
今までの私からは、考えられないことだ。
今となっては、私の勘違いであった気もしている。
でももしかしたら、このままケンカ別れしても良いのかもしれない。
満里奈には、ああいう包容力のある男性の方が、お似合いだと思うから。
私といても、幸せな結婚は出来ないし。
そう考えながら通勤していると、
私たちが付き合っていることは、誰にも話していなかったのに。
その後すぐに、満里奈に電話をして謝った。
満里奈は泣きながら応じてくれた。
別れてもいいなんて、思った自分を今は恨む。
私は満里奈を、絶対に手放さない。