第10話過疎問題

文字数 761文字

過疎になった地域で、あるいは注目されていない地方の寒村、市とか町もあるかもしれない。

地域再生コーディネーターなどとうそぶく人の口車に、まんまと金を払って、ドブに捨てるケースが多いようだ。

「地域再生をサポートします」「Iターン、地方移住者の獲得に取り組みましょう」

そんな人(口だけは達者な自称指導者)の口車に乗り、大金(貴重な税金、しかも税収が少ないのに)を、払う。(実はボッタクリ)


しかし、よく考えなければならない。

地域の景観の自信=実は過信、慢心。(日本全国同じような景観は、かなりある)
美味しいお米、水、野菜=これも、隣町と、五十歩百歩が多い。
ネットのインフラが整っている=これも、今では、どこでもほとんど同じ。

特に役所関係で、その任務に取り組む人は、東京で1年住んでみたほうがいい
。東京から見た、自分の郷里が、どう見えるのか。
(どうでも、よくなってしまう人もいるはず、東京から比べれば、あまりにも不便で拙劣な場所と、あるのは自然だけだから)


あるいは、東京から出かけて、他地方の似たような町を見るといい。
(おそらく、ほとんど同じ)
「自分の郷土だけが、特別優れている」そんな「井の中の蛙」もいなくなるはず。

移住者を求めたいのは、移住者の所得税獲得、それが見え見え。
いざ、都会から、移住してみれば、「郷に入っては郷に従え」「都会から来たからって威張るな」「他所者24時間監視体制の確立」「受け入れてやったのに、俺たちへの尊敬が足りない」の、手の平返しのキャンセルカルチャーのオンパレード。

都会暮らしも確かに辛いことも多い。しかし、地方移住は、もっと辛い。そもそも、「その地方が住環境として住みにくい、拙劣である(住民の厳しい他所者排除意識も含めて)から、過疎になった」のである。(移住希望者は、軽々に判断するべきではない)
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