（二）－２２

　三人目は中庄和子という二五歳の女だった。本人は不動産会社の事務の仕事をしていると言っていたが、茶髪で派手なドレスを着ていたので、水商売をしていたんだと思う。薬を飲ませて家に連れ帰ったが、手足を固定した時点で目を覚まし、暴れて大声を出したので、顔を殴って殺してしまった。髪の色はともかく、あごのラインなどは美浜みどりに最もよく似ていた。
　四人目は蓬莱マキナという一九歳の専門学校生だった。若くてかわいかった。服を脱がした時点で、不覚にも美浜みどり以外の女に欲情してしまい、犯してしまった。その最中に女は目を覚まし泣き出した。その後泣くのを止めなかったので、猿ぐつわを外したところ、大声を出された。ものすごい大声だったので、反射的にこの子も顔を殴り殺してしまった。

（続く）