第21話 議員とは?
文字数 1,905文字
ステュリパーデスの鳥 あるいは宮廷の悪い鳥の物語" 孔雀編
の、孔雀です。
今回は、議員についてのご紹介です。
議員から家令に転職ってあまり無いわよね。
私がスカウトしてご実家にご挨拶に行ってね。
お姉様もお兄様も皆フワフワで、ジャンボプードルみたいでかわいいのよね!
お父様はお坊さんだからツルツルだったけど、本当はフワフワなんですってね。
その節は大変なご無礼をしました。
よろしければ、
ステュリパーデスの鳥 あるいは宮廷の悪い鳥の物語" 孔雀
第37話 遅れて来た新人
ご参照ください。
孔雀姉上と私のファーストインプレッションです。
孔雀姉上に骨盤外された事がもうあれが決定打でした。
あんなの、ハジメテでしたから・・・。
・・・すごかった・・・。
世襲が上院、だからなんとなく既得権が多く待遇も良いと感じがちですが、実は下院議員の方が、提言力も決定権もあります。
私、脱臼させても、治すこと出来ないから、かなり待たせちゃったもんね。
議員三役、五役って、下院議員の方が多いし、官位を貰えるのも早いし多いのよね。
一代爵位みたいなものだけど、官位あるか無いかって大きいもの。
宮廷議会はやっぱり元老院派の方の声が通りやすいけど、ひっくり返す事が出来るのはいつも議員の方よね。
ギルドは儲かる方につく。
元老院やギルドに比べて、議員は後から出来たものだから、継室候補群の数が少ないんだけど、不思議な事に、増やせって要望が出ないのよね。
黒曜帝様には議員上がりの公式寵姫がいたらしいんだけど。
王夫人にまでなったらしいわよ。
あの時代で議員さんだもん、バリバリのチャキチャキの女性でしょうね。
ぶったるんだ家令も王族も形無しでしょうよ笑
もっと前には、ご継室になった男性の議員の方も何人もいるし。
まあ、実際、もちろん人によりますけど、宮廷はまだいいんですが、後宮って言うのが、議員から見ると、だいぶ人権云々というか、退廃感があるというか。
もちろん、家令になって見て、ああリスクヘッジでもあるシステムなんだなあと分かったんですが。
男の方でも女の方でも議員さんが公式寵姫でもなってくれて、宮廷中荒らし回ってくれるのも悪く無いと思うんだけど。
個人的には、緋連雀お姉様VS議員上がりの公式寵姫の世紀の一戦も観てみたいけど。
大変、失礼なのですが、本業が忙しくなってそれどころじゃなくなって。
兄も姉もそれぞれ寺の経営で忙しくて。
で、私は、僧侶の資格は取ったけど、あまり気も進まずに、大学入り直したりしまして。
で、たまたま体が空いてた自分にお鉢が回って来たというか。