かぐや(仮)
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文字数 233文字
あまりに本を読むので、皆から『本読みの翁』と呼ばれていた。
翁とその妻は、翁の父の遺した財を食いつぶして暮らしていた。
そんなある時、翁の家に新しい家族が増えた。
かぐ夜だった。
翁の家は、翁とその妻の食い扶持を繋ぐので手一杯だったので、かぐ夜が増えたことで傍目にも貧しくなった。
十年と経たないうちに、その日の食料にも困る有様となった。
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