(梗概) (第1稿) (2019年3月1日)
文字数 308文字
『 その話の、続きを。 』(梗概) (2019年3月1日)
霧樹里守(きりぎ・りす)
首藤章子(すどう・あきこ)、14歳。中学生。
学校での綽名は、「穴あきアキコ」。
居場所が、どこにもない。
ある日、「もう、どうしても、絶対に!…家には戻りたくない!」と。
深夜のバスターミナルから歩き出す。
死んでも戻らない。
死ぬなら、海にしょう。
海へ。海へ。
…だって、海なし県の生まれだし…!
痛むお腹と痛む脚。痛む心をひきずって…
歩いて、歩いて。
海へ。
綺麗すぎて、死ねない。汚せない…!
歩いて。歩いて。
生きて。
生きのびて…。
捕まって。
家に、戻されて…
大人になって、再生を図る。
そんな、物語。