魔術師データ集計結果発表

文字数 3,306文字

参加者の皆様、いつも当企画を見守ってくださりありがとうございます~。
今日は人質救出作戦に参加してくれるみんなのデータをまとめてみたから発表しようと思ってね。
折角なので話のタネなんかにしていただければと思います~。
なかなか面白い集計結果が出たな……。

まずは作戦参加メンバーの所属、ハンドアウトからだ。

アトウッド国立研究所所属の研究員が6人、無所属の魔術師が14人という集計結果になりました~。
今回の人質立てこもり事件では、第2研究所にいたほとんどの研究員がテロリストに捕らわれてしまったからね。作戦に参加できる研究員が少ないのも致し方ないことだろう。
とはいえ、研究所内部の構造が頭に入っている彼らは当作戦において貴重な人材だからな。IWPOにもしっかりと協力してもらうぞ。
もちろんそのつもりさ、そういう約束だからね。

私が招集した無所属の魔術師たちも、みんなその腕を見込んでのことだ。その所属に関係なく良い仕事をしてくれると期待しているよ。

ふん、寄せ集めの魔術師集団がどれだけ役に立つことやら……せいぜいIWPOの足を引っ張らないことだな。

次に紹介するのは作戦参加メンバーの男女比だ。

男性12人、女性7人、無性1人という集計結果になりました~。
比率としては男性の方が多いみたいだね。まぁ、危険な作戦に参加する訳だし当然と言えば当然かな。
魔術師としての技量は性別に左右されるものではないからな。現場では男女関係なく作戦に当たってもらうから、そのつもりでいるように。
今はジェンダーレス社会だからね~。私も昔は敬称のつもりで女性研究員を呼ぶ時は女史とつけていたが、今の時代では女性蔑視と言われてしまうようだね。私自身にそんなつもりはないのだけれど……。
所長~。それ以上はコンプラ案件になっちゃいますよ?

次はみなさんの国籍の比率の集計結果です~。

イギリスが5人、日本・フランスが3人、アメリカ・イタリア・ルーマニア・ロシアが2人、スペインが1人という集計結果だな。
意外とイギリス出身の人が多いんだね~。アウチェスター公国は英語を公用語としていることもあって敷居が低かったのかもしれないね。
続いて日本とフランスの方が3人ずつですね~。

フランス語も公用語となっていますので参加しやすかったのかもしれません。日本の方々が多いのは、そもそも企画参加者が日本人というメタ的な理由かと思われます~。

残りのアメリカ、イタリア、ルーマニア、ロシア、スペインは人数がばらけた形になっているな。思ったより国際色豊かな魔術師が集まった印象だ。
ありとあらゆる伝手(つて)を使って世界中の魔術師に声をかけたからね~。これも私の人徳のおかげかな?
人徳かどうかはともかく、所長の顔の広さって世界規模だったんですね~。
俺としては数人の魔術師から犯罪の臭いがすることが気になるんだが……おい、フォーブス。その伝手(つて)本当に正規ルートのものなんだろうな?
ダイジョブダイジョブ、黒ではないヨ。
グレーか?グレーゾーンなんだな!?お、お前はまたそうやって人のことをおちょくって……!!
まぁまぁ、シェンさん落ち着いてくださいよ~。今はデータ発表を優先して、この話はまた後にしましょう~。
む……それもそうだな。フォーブス、この件に関しては後でしっかりと調書を取らせてもらうからそのつもりでいるように。

次は適正魔術属性の比率の発表だ。

火属性9人、水属性6人、木属性5人という集計結果になったね。
適正魔術属性については大きく偏った印象だな。やはり攻撃に適したイメージのある火属性が人気のようだ。
水属性と木属性はほぼ同数という結果になりましたが、水属性はともかく木属性は戦闘方法を考えづらいというのもネックになった気がしますね~。
事前アンケートで戦闘方法を聞いた限りでは、あまり属性が関係ない戦い方をしている魔術師もいたし、そこまで気にするほどではないと思うがな。
まぁ、実際に属性が関わってくる戦闘イベントでは、どの属性であっても公平な結果が出るようにバランス調整しているから、そこは安心していただきたい。
本編内では魔術適性属性を絡めて、どういった戦闘描写がされるのか楽しみですね~。

さて、次にご紹介するのはサポートタイプの集計結果になります~。

お、これは事前アンケートでの調査結果だから表には出ていない情報になるね。みんながどのサポートタイプを選んだのか、おじさんも気になってたんだ~。
……え、殺意高くない?
お前が選定したんだろう。
アタッカー11人、ディフェンダー4人、サポーター4人、ヒーラー1人という集計結果になってますね~。
まさか半数以上がアタッカーを選択するとはねぇ。いや、いいんだよ?アタッカーはコンスタンスに討伐数を稼げるし、これといったデメリットもない。

……あとメタ的な話になっちゃうけど、ゲーム上調整しやすいサポートタイプの1つでもあるから、正直言って助かってるよ。

まぁ、火属性が多いところから攻撃的な魔術師が多い傾向にあるとは予想していたが、思ったより偏っていて主催は驚いたらしいがな。
この感じなら、共闘が成功する度に討伐数がどんどん加算されそうなので、今後の戦闘イベントでの目標討伐数を上方修正すべきか検討中みたいですよ~。
逆にヒーラーが1人だけというのも意外な結果だったな。虫も殺せなそうな魔術師も何人か参加していたので、彼らはてっきりヒーラーを選択するかと思っていた。
まぁその辺は親御さん次第ですからね~。主催としては折角サポートタイプを4種類作ったので、誰にも選ばれることのないサポートタイプが出なくて安心したとのことですよ~。
もちろん、アタッカー以外のサポートタイプにもそれぞれの強みがあるから安心してくれたまえ。みんなのキャラクターをより個性的に描けるよう、本編内でもサポートタイプを考慮した立ち回りを積極的に取り入れていくつもりだよ。
最後に紹介するのは作戦参加メンバーの身長についてだな。
こちらは身長の比較図が作れるサイト、身長比較したったーさんのツールを用いて作成させていただきました~。
さすがに20人ともなると、だいぶ横長になってしまったな。ちなみに実際の身長ではなくヒール込みの身長となっていることに、ご留意いただきたい。
こうして並べてみると圧巻だねぇ。最高身長と最低身長で84㎝も差があるとは。長さで言ったら、ちょうど野球のバットと同じくらいかな?
2人とも研究員というのも面白いですね~。研究所内ですれ違う度に2人の身長差が気になってしまいそうです~。
こうして比較図にしてみると、思ったよりも身長が高い人や逆に身長が低い人もいて興味深いな。
こちらの画像は潰れてしまっていると思われますので、後で公式アカウントのほうからFAタグをつけて投稿させていただきます。ファンアートを描く際の資料として、ぜひご活用ください~。
……さて、今日の発表はこんなところかな?
そんなに大変じゃないと思っていましたけど、まとめてみたらそれなりのボリュームがありましたね~。
それだけこの企画が参加メンバーに恵まれているということだ。企画を盛り上げるために、今後もまた何かネタを思いついたら「なぜなにグラノス」のコーナーを更新するつもりだ。
とはいえ本編執筆の合間を縫っての更新となりますので、ごゆるりとお待ちください~。
また、参加者のみんなに会える日を楽しみにしているよ~。
さ、所長。今も魔術師のみんなが頑張ってくれているんですから、私たちも溜まっている仕事を片付けに行きましょう~。
そうだね、確かに彼らに任せっぱなしじゃあ私も格好がつかないな。じゃあねシェン君、引き続き現場の指揮の方よろしく頼むよ。
ふん、言われなくても分かっている。

(何を偉そうに……この機会に研究所内部を徹底的に調べ上げて、お前の尻尾も掴んでやるぞ!……しかし、何か忘れているような)

……っあ!ま、待てフォーブス!さっきのグレーな伝手(つて)とは一体なんなんだ!?しっかり話を聞かせてもらうからな!!

ってもうあんな遠くに!?おいこら、無視するんじゃない!こっちを向けフォーブス~~~!!

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登場人物紹介

アトウッド研究所の二代目所長

愉快な魔術師たちを招集した張本人

しょうもない嘘を吐くのが趣味のいやらしい性格オジ

アトウッド研究所で所長秘書を務める女性

いつもニコニコしている癒し系秘書

所長の暴挙を軽くいなせるポテンシャルの持ち主

IWPO所属のエリート刑事

真面目で融通が利かない性格。実は童顔なことを気にしている

長年フォーブスの逮捕に向けて尽力しているが毎回あしらわれてばかりいる

用心棒を生業としているサムライ

大変近寄りがたい雰囲気を醸し出している……

が、実は悪戯好きで飄々とした性格

ロシア出身の自立心溢れる女の子

身体を触られることにトラウマがあり他人と距離を取りたがる

兄のユーリイから一刻も早く離れたいと思っている

父親の代理で来たイタリアの大学生

甘いお菓子や身体を動かすことが大好き

ゆるい関西弁を喋るフェミニスト

ルーマニアからきた爆走ガール

若くして何がしかを極める集団のトップを務める

さっぱりした性格でとにかく速度を求めており大体走ってる

イタリアから来た死にたがりの女の子

大体はメリヘムのほうが表に出てるので出会えたらレア

ガルチェロと健全なお付き合いをしている

とても背が高い研究員

カワイイものとお砂糖がだ~いすき

普段は厳格な性格だがすぐキレる

研究所の書庫を私物化している興奮魔術オタク

顔はいいのに常に魔術ファーストなため色々と残念なアメリカ人

本人は幸せそうなので、もうそれでいいと思う

ルーマニアからきたモグリの魔女

その可愛らしい見た目に反し内面はとても大人びている

ゆめゆめその魔性には惑わされないよう……

アトウッド研究所で働くイギリス人女性

姉御肌で面倒見がいいせいか厄介ごとが舞い込む苦労人

今日も彼女が問題児たちを叱り飛ばす声が研究所に響いている

不憫の星の下に生まれた日本のしがないヤクザ

顔が怖いせいで誤解されがちだが、根はお人好しな良くも悪くも不器用な男

よくメリヘムに爆破されている

見た目は大人頭脳は子供な研究員

人の役に立つことが大好きな心優しい青年

頑張り屋なドジっ子という母性本能をくすぐるタイプ

研究所で働くガラの悪い少女

面倒くさがりで大雑把な性格だが、若くして研究員になれるだけの実力の持ち主

子供扱いされると怒るわりに飴を舐めていたりコーヒーが苦手だったりと子供舌

クロードを護るために生まれた別人格

一見オシャレが好きな年相応の女の子だが、その行動は常にクロード最優先で少々過激なことが多い

アトウッド研究所で働くロシア出身の研究員

男手一つで妹のエカチェリーナを育てたため彼女に対してとっても過保護

研究に夢中になりすぎて過労で倒れることもしばしば

フランス出身の旅する女の子

ロリータファッションで男勝りという歩くギャップ萌え

他人のために魔術を使う自己犠牲を厭わないタイプ

フランスからきた美しきオネエ

自分にも他人にも厳しい美の追求者

オネエ特有の鋼のメンタルを持つある意味最強の生物

日本から来た元ホストの男性

どんな相手でもコミュニケーションが取れる生粋の陽キャ

それでいて天才肌で何でもそつなくこなす要領のいいタイプなので、知らないところで人から恨みを買っていそう

イギリスからやってきた満身創痍雨男

途方に暮れた人の前に雨と共に現れる何でも屋(有料)

三度の飯より金が好きで人の不幸を見てはニヤニヤしている英国紳士

イギリスから勝手にやってきた元気な男の娘

明るく裏表のない性格でそのポジティブさは如何なる嫌味も無効化するほど

従姉であるジュリアの力になるべくやってきたが彼女の心労も増やしている気がする

フランスから来た無性別の暗殺者

普段は信心深い神父を装っているが、神の存在は1㎜も信じていない

孤児院の経営を助けるために暗殺者に身をやつしたという経緯があるため子供には優しい

スペイン出身の旅する魔術師

関西弁で口を開けば煩く、面倒見がいいと思えばフリーダム

よく召喚獣のロボずともふもふお昼寝を楽しんでいる

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