第24話

文字数 797文字

今日と明日は夜のバイトが連休なので思いっ切り昼の仕事に励んだ。夏の大っ嫌いな私にとって秋は最高の季節。いくらでも働ける気がする。
一度っきりの人生で何が取り戻せるかな? って考えて、時間は無理であるが体力や健康、見かけはちょっと後戻り出来そうな気もする。仮に自分より若い子と付き合わなけりゃいけないって考えれば色んな点で改善せねばならない。まあ、そんな事はないが、あくまでも仮定である。
今、日本は神の摂理から外れたところで動いている。大体、無信仰な私が「神」などという事自体不自然ではあるが、偶然、生まれてきた奇跡を例えるなら「神」って概念が合っている気がする。
よくアメリカの友人は「お前はキリスト的だ」と言うのだが、恐らく決断方法や目的主義、そして「祈り」の概念について話したからだろう。日本人の多くは「祈り」について、天にいる神様にお願いをする事と間違った概念を持っているが「祈り」とは「自分の内面に問いかけ、岐路に立った時、自分で決断する事」である。欧米人では本質を理解している人が多い。(これが知性の根本的な違い)
良くも悪くも後悔はしない。後は個人それぞれの徳の違いであって、修正も利く。

私は訛った言葉であっても、わざと彼ら彼女らの母国語で話しかける。まず、パーフェクトに歩み寄れる。日本人は日本語しか話せない不幸な国民であるが、外国人は私のつたない母国語に対し、人間の弱さやつたなさ、自分の裏返しの姿をかえりみる。心の底からの笑顔を見せる。
戦争をしたい国はまずない。どこが強いかといえばアメリカが一番だろうし、中国人は逃げるだろうし、一〇億人が逃げたら世界はどうなる事やら。それよりも哀しいのは最近、付き合いのある中国人、アメリカ人、インドネシア人、全て日本人より人が良いのはどうした事か。
今日は儲かったので、飲みにでも行こうかな? ってもう飲んでるし。
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